損して徳を積む個人事業主ドライバーの金勘定ではない仕事姿勢

個人営業の軽貨物ドライバー業者は何かしら大手企業ではできないような軽配送サービスの提供に取り組んでいるのか。個性を活かし、得ではない徳を獲る稼働ができているのか。

ストーリーのない人などいない。

本当なら今頃、軽貨物車の椅子なんかに座ってはいなかったという個人事業の軽貨物ドライバーさんが意外と多いような気がしています。

やっと掴んだ仕事が軽貨物ドライバーの職だという人、軽貨物ドライバーの仕事が天職だと感じている人、前向きな気持ちを維持したいと自問自答している人、いろいろなドライバーさんがいることでしょう。

私自身も同様、軽貨物ドライバーとしてのポジショニングは信頼の積み重ねでしか立ち位置やスペースは確保できません。

それは個人事業主であるならば尚更ですが、自身と周囲の覚醒や成長がないような事業主に居場所の安定などありません。事業領域に居心地の良さを求め過ぎてはならない訳です。

腰を据えつつ、地に足つけ、今見えている使命もどんどん進化や変化をさせていく計画が個人営業型の軽貨物ドライバーには求められます。

非計画的なタイプの営業弱者でありがちな「考えたつもり」の個人事業主軽貨物ドライバーはすぐ先の結果ですら時代に直ぐ取り残されます。

自営の軽貨物配送ドライバーは取引先や荷主企業や関係者の要望を聞き入れて仕事を熟していく立場ですので、信頼を得るには中長期での地道な頑張りや踏ん張りが求められます。

目先のカネ勘定ばかりしているようでは業務委託で売り上げを獲る軽貨物ドライバー事業の生命線とは何かが見えなくなり、それをスパッと答えられなくなってきます。それによって自身の考えがニーズとのズレを生じさせることになります。

新規開業で軽貨物ドライバー志望者の方からドライバー応募や相談を受付する中で、バイトや雇用就職ではない業務請負という仕事責任を理解せずに職や仕事を探している意識の人がいます。

そのような新人や新入りは例の如く「3ヶ月病ドライバー」と化し、開始して1ヶ月目は内容問わずに仕事の不満に耐え、2ヶ月目は慣れたつもりにって仕事でミスを誘発して責任感なく不満を口にし始め、3ヶ月目には仕事を解ったつもりになって不平不満を口にして仕事耐性がゼロ化しつつ、カネ勘定をする。

巷ではこういう典型的な駄目な社会人ドライバーの話しもよく聞きますは、割りに合わない能力しかない状態でありながら自分の物差しで自己中心に割りに合わないカネ勘定をする訳です。

能力と実力がなくそのような仕事のできない甘い人間がお金を数ヶ月で直ぐ稼げるようになる筈がありません。そのような人間にクライアントが大事な仕事を任せる筈もありません。

謙虚に実直な軽貨物ドライバーである前に個人事業主であることも忘れてはいけません。人1人で事業の荒波を乗り越えて行こうとする意気込みや志も大切です。

  • 人を思いやる心
  • 正義を貫く心
  • 礼を尽くす心
  • 知恵を磨く心
  • 人を信じる心

仁、義、礼、礼、知、信、です。これは他人に要求することではなく、個人事業主の軽貨物ドライバーが周囲との人間の関係を信頼させるために必須となる大切なことです。

  • 仕事ありませんか。
  • どんな内容ですか。
  • 金額は幾らですか。

経験者ドライバーの方からもこのような質問を受けることがありますが、そのような質問は些かネガティブです。もちろん、二枚舌のご法度ドライバー業者はアウトです。

  • この内容の仕事ができます。
  • この金額で仕事ができます。

ファーストアクションでは「私はこういうことができる」と自分のことを伝えることから仕事を業務請負で受注できる状態へとステップを進めるべきなのです。

仕事はあっても信頼できない人に仕事を委託する筈もありませんし、信頼が一歩引いた状態での取引交渉は話だけで行き詰まることが増えてしまい非効率なのです。

もちろん、利益のための話はその後の話です。

やれもしない仕事を業務請負で受注してはいけませんし、仕事を誰かが教えてくれるだろうという甘い社員やバイト感覚では通用しません。

やはり、経験よりもプロ意識や志が大事です。

業務委託の軽貨物ドライバー採用基準は履歴書に書かれた内容は重要なことではありませんし、もちろん学歴はあったに越したことはありませんが、中卒、高卒、大卒、みんな平等の世界です。

職務経歴もベンチャー企業の勤務履歴、大手企業の勤務履歴、元経営者、それもみんな平等です。

学歴や勤務履歴による評価は一円の価値もありません。

ドライバー応募するその人の価値はこれからどうすると決めた人なのかどうかです。断固たる決意表明の有無なのです。

なお、やるからにはやると決意表明したことを実現するにはドライバー自身のストーリーを演出するための種と水が必要になります。コツコツとタイミングです。

三つ子の魂百まで。やはり、軽貨物ドライバー情操教育でも軸と言えます。

error: Content is protected !!