軽貨物運送の職人を育てられない物流企業

軽貨物運送業者は宅配業ドライバーと運送業ドライバーに分けて業者を選んだり利用した方がよい。

たとえ同じ軽貨物車にドライバーが乗っていたとしても宅配業ドライバーと運送業ドライバーは軽貨物ドライバーとしての能力がだいぶ違う。

荷物を集荷して荷物を届けるといった日々やっている業務は同じなのでそれ自体に上手いとか下手とかはない。

だが、日々の配送業務に対する時間の費やし方はかなり違うため取引先への尽くし方に大きな差がでる。

物流企業はこれを一緒くたにして運賃コスト比較で軽貨物運送業者選びをすることが多いが、そういった物流企業は軽貨物運送の職人を育てることはできない。

社員であれ、バイトであれ、委託であれ、軽貨物ドライバーにハイレベルな教育は必要ではなく、運賃というお金と取引期間という時間をかけて業者がうまく育つかどうかが鍵となる。

取引先を育てるのがうまい物流企業の仕事はお金ではない意味が生まれるが、業者を育てるのが下手な物流企業の仕事は取引自体の意味がない。お金だけである。

時間の切り売りで仕事をする軽貨物運送業者は仕事を受注する側として取引継続率こそが命となる。取引先や関係者と互いの事業メリットが生まれてくる仕事取引は利益度外視でも優先すべきとなる。

あるあるだが、つまらない駆け引き、下手な駆け引き、それはバランスのない天秤となりそういう仕事の空気感が少しでも伝わってくる物流企業は平気で不義理をするため前のめりでは仕事受注をしてはならない。

error: Content is protected !!