業務請負での軽貨物配送の仕事は裏メニュー的なノウハウを実直に覚えれば要領よく稼げるようになりますが、個人事業を健康経営で展開するには時間をかけて築いていかなければならないことがある。
仕事とは違い、事業の運営は山あり谷ありも当然のことですが難しい壁を感じたときでも自身でルーティーンのようなものを思想として強く持ってさえいれば、遠回りをせず、ブレずに成果と結果を出すために邁進できると私は強く考えます。
「満を持して」をビジネスチャンスとして楽しめるかが事業の勝負。
仕事人生は一度きり、やるからにはやる。
何度かブログで書いてきましたが、軽貨物チャーター配送の仕事はどんなにプロフェッショナルに配送業務をしても10,000円の仕事は10,000円です。5,000円の仕事は5,000円です。仕事は厳しくても愚痴はできるだけ言わずに仕事を楽しめるようになる実力を身に付ける努力をしなくては損です。
仕事があることの価値をきちんと理解した上で、仕事の稼ぎ、事業の稼ぎ、お金の稼ぎ以外に何を感じ取って得てきたかにより、個人事業であろうと法人としての事業であろうとも「満を持して」事業を軌道に乗せるときのスピードに変化がでます。それが経験です。
雇われの社員ドライバーではない、個人事業主の業務委託ドライバーは独立した事業主ですから思いっきり仕事ができます。
自分流のやり方と周囲との同調をうまくバランスしながら、積極的に一歩、二歩、前に出るような仕事をしたいものです。
業務請負という立場での軽貨物配送ドライバーの仕事は、一つの現場で同じ配送案件を数年間などと長い期間で働いたとしても得るものは実に少なく、仕事環境に慣れてしまうと緊張感も薄れ、やがて和気藹々に居心地も良くなってしまい、様々に異なる配送現場で場数が少ない状況下で配送の経験値が伸びても実力や底力の成長が伴わず、要領ばかりを覚えてしまいます。
逆に、毎日が単発スポットの業務請負では目先の売上で仕事する意向が見え見えで、丁寧に作業しようとも思想上が勢い任せで雑にしか配送ができないため、思い遣りに欠けたドライバーと化してしまいます。
やはり、修行と同様で1日単発を繰り返すより、一定期間を定め、配送仕事案件の種類の重点を入れ替えていけるような働き方が効果的にスキルを習得できるはずです。修行はそこそこ疲れますし目先は稼ぎの安定性をも損ないますが、中長期では確実に稼げる実力や底力が身につくでしょう。
単一の配送物、単一のエリアで配達、単一の荷主企業様の配送案件、そういう状態で配送仕事を完璧に熟せるようになっても、それはプロではなく単なる慣れです。
配送現場では先輩が勘違いしているケースもありますが、その仕事だけが早くても個人事業主の業務委託ドライバーとしてはプロフェッショナルと言えません。
社員ドライバーではない個人事業主の業務委託ドライバーは、できるだけ色々な配送物の配送ノウハウを身につけていける働き方をしなければ成長できません。
そして何より、軽貨物ドライバーの仕事ぶりは荷受人様の評価が直結します。
取引先や倉庫や荷主企業様に愛想を振りまいているようでは御門違いです。
評価されるべき相手や評価されるべき点を誤る軽貨物ドライバーは、いつまで経っても評価は高まりません。働きっぷりの姿勢を誤れば自身が希望する、所謂、良い仕事に有り付けることから遠ざかるわけです。
事業主である以上、他人の責ではない自分の責です。
荷主企業様は取引先である顧客すなわち荷受人様からの意見や感想や評価をとても大事にしています。原理原則です。
業務委託の軽貨物ドライバーは荷主企業様を代行して荷主企業様の商品や荷物をお届けしていることを肝に銘じ、多忙な時こそそれを忘れてはいけません。