製品メーカーの会社が生産計画と在庫計画のバランスを重要視するのと同様で軽貨物運送業者に於いてもドライバーの人員数とドライバーの実力に見合う営業能力をバランスして人材マネジメントをすればドライバー不足になんかならない。
妙な欲を出すなってこと。
ドライバー不足に陥るそもそもの要因は軽貨物運送会社の経営陣がドライバーファーストなどと見え見えの嘘を言いつつ金儲けに目が眩んで会社の売上利益欲しさで何でもかんでも仕事案件に唾をつけて対応力以上に過剰受注をしているだけの話。
ドライバー不足だと感じるなら仕事を断ればいい。
顧客や荷主企業に対しても機能すらしていない規模の仮想ネットワーク台数なんかを見栄で誇示して売上利益欲しさで背伸びする胡散臭い営業もしなければいい。
明らかにできないことをやってるからドライバー不足に陥るわけだが仕事を一つ断れば二つの仕事や三つの仕事まで無くなることも普通にあることなので一つの仕事を断れば金儲けの機会を想定より大きく失うことにビビっている経営陣のいる軽貨物運送会社も少なくない。
何かとドライバー不足を理由にしたがるがアホくさい。
ドライバー不足は今に始まったことでもなくフル稼働できるドライバー数とドライバー能力以上の仕事量を荷主企業や顧客から安請け合いし続けきたのがその会社に於けるドライバー不足の要因であり、給与体系を見直しても無駄、予約受付システムを導入しても無駄、教育体制を整備しても無駄、広報活動に注力しても無駄、荷役作業を機械化しても無駄、在庫拠点を増やしての無駄、モーダルシフトを導入しても無駄、人材派遣や人材紹介サービスを活用しても無駄。
物流は365日ずっと流れて荷物が動いているのでその流れから一旦離脱して身の丈にあった稼働状態に戻してから業務対応力にフィットするように需要と供給をバランスしないとドライバー人材不足の根本解決は難しい。
製品メーカーが信頼できない製品を過剰生産しないのと同様で直ぐ辞めそうな信頼のできない軽貨物ドライバーを採用して新しい仕事を過剰に受注してしまうと売上計画と在庫計画に歪をつくる可能性が高まる。
言い方を変えると利益がでない軽貨物ドライバーは利益のでない商品。必要悪である。やはり営利のための事業は人助けやボランティアではない。
売れない商品は不良在庫となって叩き売りや廃棄となるわけだが売れない軽貨物ドライバーの末路はそれである。
不良品を顧客に販売すれば返品となって損を生む。それと同じで駄目な軽貨物ドライバーを採用するとクレームを起こしてそのドライバーが出禁になればドライバー欠員を招くことになる。
余分な利益はいらないし余分なドライバー人材もいらない。欲はほどほどに。それが基本。
欲を出してドライバー不足といっただらしない営業状況にならぬよう信頼を守れるワンチームを構築しで各ドライバーが仕事を守るとはそういう世界である。
小さい水槽に沢山の魚を入れるなってこと。
仕事という餌をたくさん与えても小さな水槽は水質が直ぐに悪化するようにドライバーの仕事環境は悪化するのみ。