軽配送ドライバーの仕事で荷物を移動する台車は軽貨物車の次に必要なものでしょう。いわゆる手押し台車と呼ばれるものです。
台車はホームセンターでも種類が異なる商品がいくつか売られています。価格が安いものから結構値段が高いものまであります。
軽貨物配送の仕事を始めようと求人広告を見た方は、女性でもできるだとか、重い荷物は無いようなことを平気で書いている内容を見たことがあると思います。
正直、軽貨物ドライバーは重い荷物を持たなくてもいい仕事は無いと思います。
荷物の積み降ろしをフォークリフトでやったとしても、軽バンでも、箱車でも、荷台には隙間がないように荷物を並べます。
荷物は重なるとなかなか重いですし、件数あれば何個も台車に降ろしたりするといった作業もあります。
さて、軽いものであろうとも重いものであろうとも台車は必須ですが、軽ドライバーが用意すべきタイプは、ハンドル折りたたみ式の台車となります。正直、安易に安物など買い方を間違えると、再度買い直すことになります。
台車だけは最初から良いものを買うべきです。手積み、手降ろし、これが業務のベースですから自分の仕事を高効率させるためにも必須アイテムとなります。
もちろん、軽貨物配送の仕事内容によって台車を使わないドライバーもいますが、だからといって安物購入はダメです。奮発してでも台車だけは高性能なものを買うべきでしょう。
軽配送で使う台車。「安価で丈夫」はあまりお勧めしません。それなりです。
軽配送の仕事で使うなら、必ず「ストッパー付き」の台車を選びます。坂道で安全とかではなくて、ストッパー機能がないと、忙しい積み下ろしの作業中など荷物を載せた台車が道路で大事故を起こすこともあり得ます。
ストッパー付きの台車は値段が高いので、ビギナーの軽ドライバーは購入を敬遠しがちですが、家庭用のタイプを買うと高い確率で買い直すことになりますし、その際、同じようなサイズの台車を複数台持っていても意味が殆どありませんので嫌な思いをします。
静音タイプを選ぶべきでしょう。軽配送のプロドライバーは台車での移動中も騒音など周囲に気を配り作業しているものです。
マンションや会社ビルへの納品仕事や住宅街夜間や深夜の配送、こういったケースでは本当に慎重に搬入する必要があります。時間内に荷物を届ければ良いだけではありません。
誰かが見ているものです。騒音で煩い=雑な搬入という見方です。小さなお子様がいらっしゃる家庭も多くあります。
台車一つで乱暴なドライバーというクレームにつながることでしょう。ドライバーの言い分による言い訳は通用しません。