できない理由をつくる怖さ

寝る時間や休息や休憩の時間を切り売りして自身の限られた時間や物流ノウハウを取引先である荷主企業の物流波動をフォローするために使う。

個人的につくづく思うが配送の仕事はドライバーや業者が配送のプロフェッショナルである必要性はどこにもないと捉えている。

不適当な仕事っぷりは駄目だがルールを守った適当さが常に必要と言えるだろう。

時間に遅れたり、時間を勝手に早めたり、そういうルール違反をするのは普通ではないから駄目。

荷物を不注意で落下させたりなど、荷物を乱暴に取り扱ったりは普通の軽貨物ドライバーはしない。

当然ながら髭や茶髪やピアスや入れ墨などは普通の軽貨物ドライバーはしない。

配送のプロフェッショナル云々ではなく普通であることが大事。

軽貨物ドライバーになるには特別な資格は要らない。ただし、荷物を集荷するときと納品するときに人に挨拶をする際の会釈と笑顔の綺麗さは最重要な資格と置き換えても大袈裟ではない。

それが仕事センスになる。

軽貨物ドライバーのために配送に仕事があるのではない。多くの配送仕事案件は荷主企業が有形無形の利益を得るために存在する。

荷主企業では営業上の物流波動を上手に対応しなければならない意味を丁寧に理解する人間力も軽貨物ドライバーには求められる。

いちいちイレギュラーな出来事に不満や文句をいったりする軽貨物ドライバーは単なる能力不足。

たしかに、配送の実務を担う立場からすると物流波動によるイレギュラーな動きほど嫌なものはない。面倒なのは事実。

無理難題も少なくない。当然ながら自分が忙しいときに更に忙しくなることも日常茶飯事。

忙しくて仕事を急いでイライラしがちなときほど「できない理由」を考えてしまう軽貨物ドライバーが異様に多い。

少しだけ無理をして「できる理由」を考えて行動する軽貨物ドライバーは優秀と言えるだろう。

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