軽貨物運送のドライバー求人で新規開業を煽って業務請負のドライバーを募集している軽貨物の配送会社が稼げますと誇大に謳い、学歴不問でドライバーを募集したり、車両が無くても大丈夫などと語って軽貨物車をリースさせて鴨ネギ状態で宅配の仕事に嵌める利用運送などのピンハネ業者に要注意。
千葉県の軽貨物「シフタープロ」の業務展開のため、全国の都道府県トラック協会を束ねる、全日本トラック協会の部会で会長の理事をされる歴史ある東京都内の運送会社様と昔話や当社軽貨物事業の打ち合わせで感じたテーマを備忘録と心構えで書いていきます。
仕事柄、私は、ニッチな一つの材料に特化し、20年以上、荷主の立場で全国への納品体制、商品物流体制、海上輸送や空路での輸入通関貿易、販売サポートは公共関係、上場企業から零細企業まで多くの方をサポートしてきました。
新規事業開発、商材を全国へ普及展開する販売網の組織作り、零細企業のSCMなど、物販では営業手法の様々な取り組みを経験してきました。
その経験もあり、その中で、私が兼ねてから着目していた「インターネット社会での全国納品」が今では当たり前となった時代、「軽貨物配送の業界」がこれからどう革新できるのか、今まさに興味を抱いています。
私の経験でもそうでしたが、荷主側から企業活動を見た場合は、まずは倉庫、そして大型や小型や軽貨物などの貨物自動車と運搬業者、生産から販売に至るまで、企業は全部の仕事を業務する。
軽貨物ドライバーの仕事とは、経済の川下に位置する運送業とも言えます。ただ単に荷物を運んでいるだけと言えば、確かにその通りです。
しかしながら、人的な資源を意識する荷主側からすると、顧客ニーズの細分化だけが妙に進む時代の中で「小回りできる運送」の充実も、築き上げるべき物流体制としてテーマを欠かすことはできません。
営業系の軽配送ドライバーはもっと軽配送業者の役割や利便性を明確にすべきです。
ただ、このような川下に位置する分野での仕事は、我が国の経済が活性化する、活性化しない、といった流れで若干の影響はありますが、中小零細であれ荷主側ではロジスティスク活動について充実を常に欠かすことができません。
そう、配送はビジネスの根幹だからです。経済が落ち込むと商社不要論を唱えることもありますが、最強の商社こそ「軽貨物運送事業」なのかも知れません。