軽貨物配送の仕事を面白く考える逆転戦略

軽貨物ドライバーの教育、軽貨物ドライバー業者の教育、業務委託で働く軽貨物ドライバーはこれらを一緒くたで考えてはならない。

教育のできる法人の軽貨物運送会社などない。

学生の頃のような知識の詰め込み型での学習だと面白くもなく興味のない科目であろうと勉強をしなければならないですが、社会人となり、転職をするなどして個人事業主の軽貨物ドライバーの仕事を学習するのは知識をインプットするだけでなく、学習した知識をどこかしらでアウトプットするためのインプットなので、事業や仕事は「面白く」学んでいかないと個人事業主として真の成長は難しいと感じます。

個人事業主としての真の成果を出すには勿論のこと荷主への貢献と継続で信頼を得ることが基本ですが、軽貨物ドライバーで自営するための教育は身近にいるメンターから受けることが必要でしょう。

業務委託なのに雇用されて成果を出すような一般的な軽配送会社のドライバー教育は業務請負する側にとっては程度が知れているので重要ではありません。

千葉県でも腐るほど個人事業主の軽貨物ドライバーがいますが、腐るほどの法人の軽貨物運送会社もあります。どんぐりの背比べです。

荷物を一個運んでいくらというお駄賃の人参をぶら下げられて大手ネット通販の宅配便や出前みたいな宅配便を日雇いでやらされている軽貨物ドライバーがいたり、中には上手に荷主企業や中間業者と付き合いながら信頼を得ることに重きを置いて手堅く仕事を安定させている個人事業主の軽貨物ドライバー業者もいたりします。

  • 軽貨物ドライバー
  • 軽貨物ドライバー業者

軽貨物運送で働く人は、雇用で働く軽貨物ドライバーと、自営で働く軽貨物ドライバー業者に大別されます。

配送の仕事内容は殆ど一緒ですが、覚えるべきノウハウは大きな違いがあり、自営の場合はその覚えるべきノウハウを自分で見出せるかが勝負なのです。

軽貨物業界はどんぐりの背比べ状態ですので軽貨物運送の法人会社には最大手の運送会社のように社員雇用でドライバー人材を雇えるだけの営業基盤はどこもありません。

軽貨物運送の会社では仕事があるあるとか言っていても所詮は最大手の宅配会社から多重下請け構造で大手ネット通販の宅配などの仕事を右から左に末端の業務委託ドライバーに流して業務請負を流通させているだけのことです。

結果、仕事流通の形態からしても軽貨物配送での業務委任者による教育制度はどこもかしこも「仕事面」に関する教育ばかりとなるわけです。

個人事業主にとって肝である「事業面」の教育が全くありません。

そもそも世間一般から見ても同様ですが、軽貨物運送の仕事をするような会社に人様の個人事業を教育できるような器の人間など居ないに等しく、更に、悪く言えばドライバー上がりのような人から個人事業主の教育や経済の教育を期待する方が間抜けな話なのかも知れません。配送の仕事を教えるので精一杯でしょう。

仕事のセンスを覚えること、事業のセンスを覚えること、は別物なのです。

売れる軽貨物ドライバー業者になるための感性を身に付けることが重要です。

とは言え、感性は口で言うほど身に付けさせることは簡単なことではなく至難の業です。

絆や義理もなく、社員のように忠誠のない外注業者の業務委託で働く人間に感性を叩き込むなど以ての外です。

メンターとして優秀な軽貨物ドライバー業者が売れない軽貨物ドライバー業者と対話し、臨機応変に指導し、暫くの期間を一緒に行動しなくては売れる軽貨物ドライバー業者の感性が育つ可能性はかなり低いでししょう。

所謂、修行の気持ちです。

感性とは生まれ持ったものの上に、自己努力によって時間をかけて形成していくものと言われています。

もちろん賛否があるにせよ、感性はまさに「生まれ持ったもの」と言わざるを得ないのが現実ですので、軽貨物ドライバーの仕事を通じて与えられた業務や課題に積極的に取り組む前向きな思考を持つことから個人事業をスタートしなくてはいけません。

売れる軽貨物ドライバーの感性を身に付けるには軽貨物ドライバーの1人として与えられた業務と課題に対して、できない理由を言うようでは絶対に売れる軽貨物ドライバー業者にはなれません。

顧客ファースト、どうやったらできるかを考えるチカラそのものが個人事業主としての事業計画で最大の武器となるのです。

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