断捨離で不用品を整理回収運搬する軽貨物ドライバーの想い

地元の千葉県で軽貨物運送チャーター便の仕事をする中でお客様から断捨離で不用品の整理回収をして欲しいという廃棄物の運搬依頼を頂くことがあります。断捨離で不用品を廃棄処分の運搬をすることによりお客様側ではキレイにスッキリとなって断捨離による運気の向上や開運の効果を期待される方も少なくありません。

断捨離と想い出。

シフタープロ軽貨物便は千葉県エリアを得意とする非宅配便のチャーター配送を業務請負の軸とした軽貨物運送専門業者なのでゴロゴロといる一般的な宅配系の軽貨物配送業者より幅広い配送ニーズに対応している中、お客様側の断捨離で不用品の回収運搬お手伝い便のご依頼をいただくことがあります。

断捨離にはメリットも多いと思いますが、断捨離は簡単なようで簡単ではない行動です。

私自身は昔からモノつくりの技術面に興味を抱く人間なので、お客様が断捨離で不要とされて廃棄処分したいとするモノを実際に手に取って見た際、使えるモノをどんどん廃棄せざるを得ないことについて少なからず寂しい違和感を抱きます。

本来、持ち物の全てに記憶があり、持ち物の全てに思い入れがあり、持ち物の全てに想い出があり、私は所有物が人生の一部だと感じてしまう古いタイプの人間だからです。

勿体ないという意味ではなく、捨てたら終わりと感じてしまうからです。

モノにはプロセスがり、技術開発、商品開発、営業開発、営業部や業務部や経理部、もちろん物流部など色々な人たちの仕事によって市場に送り出されてきたわけです。

モノを廃棄するお手伝いをするときに一つ一つそういったプロセスまで想像してしまうと流石に断捨離は捗りませんし、まだ使える、勿体ない、そんなことを言っていても不要となった荷物が溢れかえってしまいます。無駄なのは事実です。

今の時代は、昭和から平成、平成から令和、時代の流れとともに自分にとって必要な物だけを厳選して必要最低限の物だけで暮らすといった新しいライフスタイルが注目されるようになりました。

でも、レンタルCDショップで音楽CDを借りてカセットテープに録音し、歌詞カードをコピープリントして大事にするような時代ではありません。

たしかに断捨離で必要最低限の物だけで暮らす、これはこれで魅力的なことですし、断捨離した後はモノの大事さを再認識できることに繋がるとも考え、価値を考えてモノを購入する意識も芽生えます。

とは言え、古くからの日本は何でも直して使ったり再利用して使ったりするリサイクル社会でしたが、モノつくりの技術がどんどん発達していく時代となったことで頻繁に耐久消費財も買い替えるようになりました。

既に、古くなったモノを直して使ったりせず、古いモノを再利用しては使わず、何となくモノを大切にしない時代になったような気もします。

食品ロスも同様、まだ食べられるのに廃棄される事業系の食品ロスも家庭系の食品ロスも増加していると聞きます。

食品ロスと断捨離は少し性質が違いますが、それであろうと不用品は思い切って捨てて断捨離することで、以後は必要最低限のモノだけで暮らすといったライフスタイルに移行しなくてはならない時代なのかも知れません。

配送の仕事を通じ多くの軽貨物ドライバーが大手ネット通販商品で買われた中華製の商品をどんどん日本中に配ることで働き、それにより不要となって廃棄されたモノは金属部分など金目の資源材料だけ取り除かれて輸出され、中華製の製品原料となるそうです。

ゴミだけが日本に残るのかも知れません。

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