ゴキブリ並の生命力を見習うべき軽貨物運送業

聞こえは悪いが職種を問わずにゴキブリ並の生命力がある業者に魅力を感じるようになった。

若い頃から半分エリートみたいな感じで国内外の取引先を相手に20年近く仕事をしていた頃にはそういった見方ができる能力は私にはなかった。

仕事や事業を予習復習しているとヒントや新しい課題は意外なところにあったりする。

ゴキブリ並という表現は嫌味ではなくスモールビジネスの世界では見習うべきところがある。

詳しいことはわからないがゴキブリは3億年くらい前には地球に存在していて、あの素早さは人間に例えると新幹線よりも速く時速300kmとかを超えるといった説もある。

3億年前と聞いてもピンとこない。

地球上の歴史であらゆる環境の変化に耐えながら生き延びるといった強い生命力があるのは確かである。

決して進化して生き延びているわけでもなく、大昔からあの恐ろしい姿見のままらしい。

そう、大昔から完成体なのだ。

進化を必要としない。

惚れ惚れする能力とも言える。

人間には見つかれば憎まれて踏まれてもその瞬間に「空気の流れを感じとる」気流感覚毛で身の危険を察知して俊敏に逃げる能力を持っているのだ。

あの独特な髭のような触覚、尾端、体表にも多数の感覚毛があって、全身で音や空気の振動を感じとるチカラがある。

仕事や事業ではそれを見習うべきである。

軽貨物運送業として物流ニーズの風を感じ取り、風を読む。

ヒトもいない、モノもない、カネもない、情報ない、経営資源の乏しい軽貨物運送業であろうとも、前しか進めないゴキブリがチカラ強く生き抜いていることに着眼できれば成功のヒントは手に入るだろう。

お客様を大切にし、事業や仕事への志や想いを臆することなく前に進めて、全身全霊で物流ニーズを感じ取るスタイルを鍛えることこそが成功を維持する安定化の近道と考えてよい。

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