法人会社の経営に携わっていた人は無形財産の重要性を理解しているが個人事業主ドライバーはそのあたりの認識が危ない。
個人事業主の軽配送ドライバーは納品仕事の個人情報も当然のことだがブログやSNSやYouTube動画で自分の仕事案件の内容を他人に漏洩してはならないのは常識。
軽配送ドライバーに限っての話では無いが軽貨物の仕事内容や営業内容を友達や他人にペラペラと話してしまう人がいる。
中にはSNSやYouTube動画で守秘義務を無視して業務請負した配送仕事の内容を社名や固有名詞を出して公開しているケースも見受けられる。
個人の趣味なら未だしも会社で知り得た仕事内容や自分が担当している顧客の社名や案件を勝手に社外など外部の人に話すことは社会人としてモラル失格と言える。
勿論、警告や罰則もあるだろう。
前職時代は、大企業から官庁や震災時の国家プロジェクト、地方の企業などを問わずに事業開発や商品研究や営業現場などでも多くの人と接してきたため、守秘義務契約や覚書からの付き合い開始も多くあった。
仕事は水面下で動くビジネスも多々あるので言われなくても仕事内容は守秘そのものの意思疎通を図ることが働く社会人では必須。
職場や勤務中に公私混同するタイプの人もいる。
仕事中、自分自身のパーソナルスペースは自分のものだという認識が強い人もいるが、そういった人は社会人として個人情報漏洩のリスクがあるのでかなり厄介だ。
知り得た情報の取り扱い方を間違って自分の情報だと勘違いをしておりその過ちを認識していない軽貨物ドライバーがいる。
大変ニッチな話だが、軽貨物の配送に関わるドライバーは個人情報に多く触れる。
当然に守秘すべき荷主の仕事案件内容だが自分の仕事内容をSNSや動画で賛否などを我が物顔で情報をアップしている駄目な人間もいる始末。
何かを誰かに伝えたいのもわかる気はする。しかし、印象はよくない。
こういった情報漏洩は荷主など取引先が最も嫌う行為。
当然、自分が担当や請負をしている料金のことも、商品の仕入れ価格や原価や販売価格に関しても絶対に機密すべきこと。
会社である法人には無形と有形の財産がある。
自分にとって些細でも会社にとっては些細ではない。
当たり前のように依頼される配送案件も荷主や元請けなどの営業努力があり、何も無いところから受注を築きあげている。
企業における無形財産となりうる情報の取り扱いは、社員や準社員しかり、外注や請負の業者も、秘密保持の義務は怠ってはならない。
友達だろうと、身内だろうと、ペラペラと自分の仕事を語ってはいけない。
自分が考えている以上にその情報は重要なこともあり得る。
秘密保持義務とは労働者がその職務中あるいは企業において知り得た秘密を他に漏洩してはならない義務のこと。
軽配送ドライバーのような労働者は労働契約にもとづく付随的義務として、信義則上、使用者の利益をことさらに害するような行為を避けるべき責務を負う。
元請けなど使用者の業務上の秘密を洩らさないという義務を負う。社会人として常識と言えば常識。
信義則の支配、守秘義務は労働者すべてに共通であると法で解釈されている。
もちろん、軽配送の場合、仕事中に使用した納品メモや不要な伝票はシュレッダーできちんと廃棄するようにする。
請負の業者や下請けや外注の場合、仕事の能力はともかく、守秘義務を守れない人は仕事上で信用ならないのは言うまでもない。
SNSで仕事案件の愚痴を呟いたり、酷い場合にはYouTubeなどの動画で仕事案件を公開してしまう軽貨物ドライバーもいる。
情報公開は荷主や顧客の許可は出ているのか。
当然に案件や荷物の名前を伏せればよいということでもない。
お金を頂く配送仕事で知り得た内容を勝手に公開すると商法において大問題へと発展してしまうこともあるだろう。