協力はしない。相互の応援関係で協業する個人の軽貨物ドライバーと協業する法人の軽貨物配送会社と優良な顧客との縁。
ハイリスク・ローリターンでいい。
昭和から平成そして令和の時代となって気がつけば自身がミドル層の年齢からシニア層の人間へと進化を始めている。もちろん気がつかない退化も身体の中で始っているだろう。
軽貨物運送業の現役ドライバーの1人として、身体は動く、重い物も持てる、大きな物も持てる、精神も集中維持できる、神経も集中維持できる、仕事の疲れは溜まっても数日で回復はできている。
だが若くはない。
軽貨物運送業の職で働く1人の事業主として、自身で定めた自分流のルーチンと自分流のルールと自分流のプロセスでこれから事業展開していくための準備は進めることもできている。
自分なら何をできるかだ。
もちろん徹底すべきはニッチ戦略である。でかいことをしたいわけでもなく大きなお金を稼ぎたいわけではない。拡大せずに事業を色濃くしたいだけである。
私はパーフェクトな人間ではないしパーフェクトを求める人間でもないし真面目一徹な人間でもないが、千葉県で働く街の軽貨物ドライバー業者として取引先である荷主企業のビジネスを支えようと考える気持ちは大手の誰であろうと引けは取らない。
私たちのような組合や協会などに群れない独立系の軽貨物ドライバー業者は名前が通っている他社のように会社看板や頭数で配送ニーズの御用聞きを単にするわけでないため、取引先である荷主企業の営業やビジネスで武器になれる存在でなければならない。防具ではなく武器である。
と考えつつ、もしかしたら若い頃から仕事が好きだったのかも知れないが仕事人生のどこかのタイミングで仕事を好きになったのかも知れない。
現在、軽配送事業で縁あって出会う人たちの皆んなが仕事好きとは限らないし、お金の稼ぎのためだけで働いている人も当然いるだろうがそこに否定はない。
人それぞれ仕事人生は全てをコントロールできているわけではなく、予想していない出来事も周囲では起こり、偶然の出会いもあり、偶然のチャンスに助けられることも多々ある。
私の場合はミドル層の年齢になって仕事や事業の奥行きを立体感で捉えられるようになり経済の川上と川下の仕事を少しは理解できるようになった。
目指してきた1人総合運送業ドライバーの地位もそろそろ基盤ができあがる段階なのかも知れない。ただそうなれば実力を一気に高めていける高効率の考え方をニュートラルとして抱くようにステップアップしなくてはならない。
それを実行するには事業展開する準備を完成させるための近道をそろそろ見つけておく必要もあるが様々な取捨選択も大事となってくるだろう。
まだ土俵には立っていない。
事業展開をスタートする土俵に立つならば情報の優位性と求められる人材像の追求となるわけだが、軽配送業務を通じて取引先の事業が好転する動きを今よりも多く見られるのは私にとって楽しみの追求でもある。
それはお金を稼ぐとか金儲けとかではない。唯一無二、自分の仕事人生の自慢を他人ではない自分自身にできるようになる。