個人事業主ドライバーが考えるべき仕事満足感の損益分岐点

軽貨物ドライバーの心構え 【軽貨物運送の検証ブログ】

一般の企業では新入社員が入社してから3年以内に3人に1人が離職するという現象を経営者や事業主はどう見るべきか。軽貨物配送の職では実態はどうなのか。

軽貨物ドライバーの話ではないですが、世間では新入社員の3人に1人が3年ほどで、給与の不満、仕事上のストレス、将来性、安定性、労働時間が長い、これらの理由で離職すると言われています。

しかしながら、3人に2人は3年経っても離職しないわけです。

離職しない人は、給与に不満がない、仕事上のストレスがない、将来性に不安がない、安定性に不安がない、労働時間が短い、という環境であるとは限りません。

そう、離職した人は、自分で決めた会社や仕事であるにも関わらず、良くも悪くも脱落や逸脱をしたわけです。理想的な相談相手が居なかったり、様々に自分都合の理由もあろうかと思います。

社会人の仕事における脱落や逸脱の経験者は、エリートであろうと世代や年代や時代は変わっても人間の苦労や悩みに共通する内容や共通する癖を持っていることでしょう。何かが足りていないわけです。

とは言っても、脱落や逸脱を味わったのちに、それを克服して乗り越えた人も見受けますし、数年で繰り返し繰り返し転職しているような人も見受けます。

脱落や逸脱、反省をプラス思考でモノにできるかできないかは人それぞれですが、軽貨物配送ドライバーの職を選んだ人たちも例外ではなく、現行の配送ドライバーには社会人として何かしらの理由でドロップアウトした人が多いような気がします。

苦労を買ってでもするということが精神論に聞こえてしまう人もいると思いますが、過去、世話になった会社や人を否定しないようにし、自身の考えを正当化することばかりを考えず、それはそれ、これはこれ、です。

仕事において成功したときも失敗したときも気持ちをリセットすることはとても大切だと思いますが、なかなか口で言うほど気持ちのリセットは簡単なことでもありません。

軽貨物配送の仕事でも業務の失敗や思いがけないトラブルが起きたときは後悔もしますし、思い通りにならないと悩んでイライラもしますし、見通しが立たないときも悩んだりイライラしたりします。

まさに軽貨物配送ドライバーの仕事ではこれが多いはずです。苦労は買ってでもするべきと思いますが、当然、苦労を見分けるチカラを備えていない人は苦労すら無駄にしてしまいます。

思いがけないトラブルを慎重に対処することや、思い通りにならなくてもイライラしない、悩まないこと、これができなければ配送の仕事など務まりません。

これから軽貨物ドライバーになろうとしている人が、どこまで軽貨物配送の実態を自分なりに把握しているかわかりませんが、転職や再就職や独立開業では並ならぬ努力をして成功を収めることを真剣に考え、簡単な仕事などと言う言葉を鵜呑みにせず、先輩からアドバイスやフォローを貰い、苦境に屈しない賢さを持つべきと思います。

軽貨物配送の仕事でもラクな案件を求めるのは悪いことではない当然のテーマですが、率先して難しい案件やキツイ案件をやってみることも経験としてかなり大事だとシフタープロでは考えます。

ただ、私の場合、背伸びすることが嫌なので、しないことを先に決めるように心掛けています。もちろん、三日坊主とか中長期でもなく、1年単位でしないことを決めています。

仕事でも遊びでもネガティブな気持ちを抱いていると気分が悪いままですし、いざという時、気持ちをできるだけ早く切り替えるためにも「しないこと」を先に決めるようにしています。

しないことを決めることで、結果、選り好みせずにお金勘定の損得でもなく、軽配送の案件では色々なことに挑戦する気持ちを持てます。スキルアップとなるでしょう。

もちろん、しないと決めることはごく僅かなことですが、数年の経験を積み重ねたのち、そういった「しない」自己ルールを築いていくことも個人事業主の軽配送ドライバーには必要なことでしょう。

初心者が最初から「しない」を問うのは全く話になりませんが、数年の経験を積んだのちに、ゆくゆく、周囲の人と協力して自分がどうなろうとしているのかが明確になると感じます。

誰かに真面目をアピールしたり、誰かに従順するアピールなどを気にかけない生き方をしてきましたが、自分の実力やノウハウが通用するのか、儲けや稼ぎ、戦略や戦術を考えたり、こういったことは真似事ではなく自分流で強く考えていく必要もあります。

私自身も運や執念をうまく使いこなせる実力は伴っていませんが、最低限、楽しく仕事をやっていけるよう、他人の対してではなく、自分に対して常に真面目であり、自分に従順するよう心掛けています。

軽貨物ドライバーは常日頃、思考と感情のバランスを育て、感情のコントロールも少なからずできるよう「大らかに」意識的に配送の仕事経験を積みながら学習をし、できるだけ難しい配送仕事に慣れていくべきでしょう。

割に会う仕事や簡単な仕事を追い求めてもスキルアップは何年やっても見込めません。お金だけでなく、個人事業主軽貨物ドライバーの仕事で本当の稼ぎは後からついてくると思われます。

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