軽貨物ドライバーとしての仕事人生を楽しく生き抜いていくには楽しい仕事案件を求めるべきでは無い。
見返りを求めない実力。
街中でいかにも個人事業主の軽貨物ドライバーと思われる古着のような私服の仕事着で配送の仕事をしている人たちのことを眺めていると、活き活きとした顔で仕事をしている人と、なんとなく暗い顔をして負のオーラを出して仕事をしている人に分けることができます。
肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労、お金と信頼を稼ぐ実力のない軽貨物ドライバーは仕事の不満や不安をネガティブに抱えるなどして異様に疲れて配送の仕事を日々していることでしょう。
もちろん、軽貨物ドライバーの真の実力者は仕事上もプライベート上も悩みを多く抱えない人であるのは言うまでもありません。
軽貨物ドライバーにとっても悩みを抱えないことはある意味で永遠のテーマですが、24時間ずっと止まることのない物流の世界に於ける末端で軽貨物ドライバーは働いているため、周囲のミスや周囲のストレスを正面から受けることも多々あります。
自分だけが良ければいいという考えではプロの運送業ドライバーとして通用しませんし、自分の失敗を他人の責にしても意味のない世界ですし、失敗の言い訳も1円の価値すらありません。
賢い軽貨物ドライバーの個人事業主は仕事ニーズに働き方を寄せながら自らの仕事耐性を鍛えて良質な案件を受注していますが、そうではなく、自分が希望するお金の稼ぎや自由な働き方を第一や第二で求めてしまうようなニーズのないタイプの軽貨物ドライバーは良質な仕事を長続きで受注することはありえません。
〇〇万円のお金を稼ぎたいなど一丁前なことを口にするわりに、教わらないとあれもできない、教わらないとこれもできない、二の次にはあれはキツいこれはキツいなどと自分自身の未熟な実力と魅力の無さを棚に上げて仕事内容の不平不満を平気で口にするような典型的に仕事のできないタイプの軽貨物ドライバーに関する話もよく聞きます。
個人事業主で働く軽貨物ドライバーは配送の仕事がスピーディにきちんとできるだけでは駄目で相応の実力、人としての魅力、これを持たない限り好きな仕事を中長期で担当することはできません。
理由は明確、それは自分が好きな仕事内容は他の軽貨物ドライバー同業者たちも好きな仕事内容だからです。
要するに人気の高い仕事案件は供給過多の状態なので実力と魅力のない軽貨物ドライバーが自分の好きな仕事案件を担当することはあり得ないわけです。身の程知らずということです。
他の軽貨物ドライバー同業者が既に好きな仕事案件で成功してポジションを取っていたら新参者がそれを後追いしてもその案件ではお金も信頼も思うように稼げないのは言うまでもありません。
たかが軽貨物ドライバー、されど軽貨物ドライバー、というわけです。
それを逆手にとって安い運賃料金で都合よく利用しようとする意図が見え見えで楽しくない荷主企業や取引先の仕事も現実的にあります。
軽貨物ドライバーは利用されるのが仕事ですが利用されることを卑屈に感じるとこれはこれで妙にモチベーションが崩れます。
たとえ優秀な軽貨物ドライバーであろうと嫌と感じる業務内容でも仕事は仕事と自分に言い聞かせて鞭を打っているのは皆んな一緒です。
稼ぐお金の大きさ云々よりモチベーションを鍛える仕事耐性つくりを自分自身の最終的な働く姿勢の課題としているのがプロの軽貨物ドライバーだと言えます。
楽しく我慢できる人が成長できる人なのかもしれません。