軽貨物運送業者が歩むべき道

個人事業主の軽貨物ドライバーが最も恐れるべきは無力さを感じてしまうことと取引先に愛されていないと感じることなのかも知れない。

大らかに。

街中で頑張っている軽貨物ドライバーの中には、どうでもいいようなことに反応してイライラしてしまう人だったり、被害妄想のように自分だけがキツい内容の配送コースや仕事をさせられていると思う人だったり、度合いは別としてネガティブな人が少なくありません。

もちろんそれは私自身も例外ではなく、現役ドライバーとしてハンドルを握って仕事をする以上は宅配業ドライバーとは異なる運送業の軽貨物ドライバーとして様々な軽貨物運送の実務を熟す中ではネガティブな考えを持ってしまうことも決してゼロではありません。

それは物流そのものが自分中心で動いていない世界だからです。

とは言え、私の場合は割とこまめに実務の予習と復習をしていることもあって何事であろうと悪い方向にばかりイレギュラーな出来事を解釈しても妙な怒りが湧いてくるだけだという現実を丁寧に理解できています。

と言うこともあり、過去、現在、進行形、で自分の仕事っぷりを否定しないよう予習復習と反省をきちんと心掛けているわけです。

仕事での失敗は誰しもあることですし失敗したことを悩んでいても価値はありません。ブレずにやると決めたことをやる、予習と復習をきちんとしておくことが基本です。

軽貨物運送業はそもそも大事業ではありませんので、事業計画であったり売上計画であったり、仕事上での立ち位置計画であったり、それら目標の到達をイメージしながら365日を一つとして毎日1日1日で実績を積み重ねるだけのことです。

その結果、想定の範囲、想定外、自分の周囲で起こるイレギュラーな出来事に対する思い方は柔軟性を持たせつつ歪んだ考えに傾いてしまわないよう自分の意見や自分の考えを修正しています。

居心地が良くなった現場や取引や案件に甘んじるとその時点で事業のコアな部分で成長がお仕舞いとなります。

零細企業の経営や個人事業の運営は居心地の良さそのものがその先の事業リスクにもなります。

軽貨物ドライバー業者のような経済の末端で働く業務請負の仕事などいつ何が起きるかわからない世界ですし、何か異変が起きれば明日は無職になることさえあり得るのです。

それでも人は居心地が良くなるために努力や我慢をするわけですが、軽貨物運送の仕事環境に順応したり耐性をマスターする際など心にストレスが大きく加わることのないようにしなければ1日の過労や無茶でもバランスが崩れて心身が疲れてしまいます。

嫌な仕事内容だな、嫌な人がいる現場だな、お金の割に合わない仕事内容だな、という心のストレスは軽貨物ドライバーにとって危険信号です。

1円の価値もないネガティブなそういう思考を持つようになってしまうと与えられた有益な情報さえ正常に処理できなくなることがとても悪いパターンなのです。

それが事業や仕事で勘違いとミスに繋がります。

軽貨物ドライバーである私たちは肯定的と否定的な思考の両方を持ち合わせていますが、現実問題、社会人としてズバ抜けた実力や能力や才覚や人望を持ち併せていない軽貨物ドライバーはどうしても仕事上で否定的な思考のほうが優勢となってしまうわけです。

軽貨物ドライバーとしてお金と信頼を稼ぐ中で無力感と愛されていない感が今現在あるばらば改善への着手が急務かと思われます。

賢く仕事をするべきなのです。

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