黒ナンバーの軽貨物車に乗る個人事業主の軽貨物ドライバーは身体が資本です。風邪などの健康管理ができない人は論外ですが、社会人として「疲労をためない働き方」「疲労をためない稼ぎ方」も気にかけなければなりません。
軽配送のドライバーは、自分の仕事疲れを丁寧に毎日意識する姿勢は結構重要です。
千葉県でも軽貨物ドライバーの働き方は人それぞれです。自分しか自分の疲れはわかりません。
私は20年以上、別の仕事で北海道から沖縄まで日本全国の取引先と会ったり、説明指導したり、相談を受けながらいろいろ会話をしてきた一人ですは、全国の地方地域では、人が仕事をする姿勢そのものが人それぞれだということを深く理解しています。
お金を稼ぐには意味があるわけです。同じ物差しでは図れません。
軽貨物ドライバーの場合には、正直、1日の稼ぎがいくらとか、案件の料金が割りに合うとか合わないとか、そういうことを言っているレベルでは仕事に安定はないと言えます。
軽配送ドライバーでも、皆誰しも、仕事に対し、目標をきめ、相応に頑張ればいつか希望は実現できることでしょう。
しかし、実現できると一言で言っても、これも人それぞれ。
その頑張り具合によって起きる反動で大きな影響を及ぼすことがあります。
ドライバーの疲労です。
仕事能力ある人は疲労さえもうまく回避しますが、なかなか、労働で利用される側の人間はなにかと疲労が溜まりやすい環境と言えます。
仕事だから仕方がないでは済まさないようにします。
軽貨物配送の業界は構図的にピンハネ配送会社による責任逃ればかりです。
なにかと個人事業主軽貨物ドライバー自身の自分次第とか自己責任とかを意識させられることでしょう。
勿論、社会人として自己責任論は勉強しておく必要があります。
ただ、責任を口で言うだけで自己責任論を学んでもいないような人たちが責任論を語る軽貨物業界とも言えます。
そう、押し付けです。
ドライバーの業務上不都合シワ寄せは全て実運送する軽貨物ドライバーにくるのが通例でしょう。
軽貨物の仕事で「仕事だから疲労は仕方ないと思っている人」「仕事だから身体は疲れるものと思っている人」「仕事で身体が疲れるのはみんな同じ」などと言っているような人は、仕事を見直してみることも大事です。
個人事業主の軽ドライバーが請けるべき仕事内容ですが、料金より仕事案件での疲れ方を意識することも大事です。
毎日する仕事ですから、疲れを意識するには理由があります。
案件単価ばかりに目が眩んでいるドライバーも見受けます。
距離や燃料に目が眩んでいる人も居ます。
実は、その案件は疲れる、疲れない、を頭の中で考えながら案件を検討し、計画的に稼働や行動することで安定性は向上します。
もちろん、社会人として直ぐに疲れを口に出すようでは問題です。
しかし、現実、真面目に働く軽貨物ドライバーなら、腰が痛い、肩が痛い、脚が痛い、腕が痛い、などの悩みを抱えているケースが多い筈です。
軽貨物ドライバーとは、机の上でお金の勘定している訳ではありません。
自分自身の体調管理は仕事を請ける立場でもかなり真剣なテーマです。
なお、軽配送会社のような業種レベルであろうとも、その経営陣や内勤者は、世の中のネクタイ族と同様に頭がイタイという疲れもあります。解決できないテーマを改善する際などは頭が疲れます。
毎日の疲労は身体にたまってきますがこれが最も駄目です。
倦怠感や腰痛や肩こりなどの症状がでると仕事に影響を及ぼします。
個人事業主の軽貨物ドライバーはできるだけ疲れる仕事案件は請ないことです。
軽配送ドライバーは公道を運転する訳で、疲れによる事故リスクもあり、社会人として「疲労の種類」を知っておくべきです。
疲労回復のルーティン、疲れにくい身体つくり、そして、疲れを溜めない仕事を正しく熟していける仕事環境なのか、きちんと考えてみることが大事です。
個人事業主ドライバーは働くのも稼ぐのも自分次第などと間違ったことを不適当に語る軽配送会社も見受けられます。
甘い誘いに乗らず、甘い考えを持たず、注意が必要です。
「疲労」は大分類すると原因は3パターンで分類されているようです。
肉体的疲労を考える。
肉体的疲労と言えば筋肉の疲れ。酸性に弱いという特徴があり、酸性の乳酸が体内にたまると筋肉痛や筋肉の張りなどの症状が表れるそうです。肉体的疲労は乳酸がたまる原因となる激しい運動をした翌日に肉体的疲労の症状が表れやすくなると言われており、仕事の後は整理運動やストレッチなどが大事でしょう。
精神的疲労を考える。
精神的疲労は休息をとっても緩和されにくいと言われています。疲労が取れないことでストレスの原因となり、疲労を増やすという悪循環になるケースもあると言われています。リラックス効果が期待できる適度な運動が良いらしく、反面、休日をダラダラと過ごしてしまうと精神的疲労を増長させることがあるようです。
神経的疲労を考える。
やる気が起きない、寝ているのに眠い、といった症状は精神的疲労と思われがちですが、自律神経などの異常が原因の神経的疲労の注意が必要です。神経的疲労は神経や脳が緊張した状態が長時間続く仕事についている方に起こりやすいと言われています。軽ドライバー、ガテン系、工場で働く肉体労働者の場合は神経的疲労が溜まることはやや少ないようです。
睡眠中は食べ物からの栄養や睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きで、激しい運動後で疲れた筋肉に修復が行われているとされてます。質のよい睡眠により、エネルギーをためる効果もあります。
レム睡眠とノンレム睡眠が切り替わる6時間か7時間半後に目覚めるようにすると、すっきりと目覚めることができ、疲労も解消しやすいようです。
疲労を解消するため休息を取ることも重要でしょう。まとまった休息より、短時間の休息を小まめにとった方が疲労は溜まりにくいようです。
入浴も高い疲労回復効果が期待できるといわれています。湯船に浸かり、マッサージをして血行を促進させるのも疲労回復に効果があるようです。
食事はやはり大事。
1日3食、朝と昼にバランスのよい食事で疲れにくい身体作りが基本。疲れを取る働きがあるビタミンB1(豚肉やレバー、枝豆、キノコ類)ビタミンB2(さばやししゃもや納豆)などを意識して摂取すると良さそうです。
直接的な疲労の回復効果「睡眠」「休息」。疲労の蓄積予防効果「食事」「姿勢」「運動」が疲労対策の基本。
疲れと聞くと、肉体的疲労の回復を重視することが多いですが、肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労が疲れに関係していることもあると言われています。
自分に合った、総合的な改善や仕事の仕方を実践していかなければなりません。
余計な体力を使わずに、仕事の効率化を図ることさえできれば「割りの合う仕事」ということになってきます。
配送の仕事は、自分から元気に挨拶し、相手から気持ちよく挨拶を返してくれるような案件であれば、割に合うのかも知れません。
そう、元気よくです。