社員雇用の軽貨物ドライバーと業務委託で働く軽貨物ドライバーは仕事に向き合う姿勢そのものに大きな差がある。同じ軽貨物ドライバーとして一緒くたにできない。
雲泥の差か。
世間のニュースを見ていると時よりトラック運送ドライバーの長時間労働が常態化しているという問題がクローズアップされています。
確かに私が現場入りしている幾つかの物流倉庫でも出入りする中型や大型トラックの運送ドライバーさんと日々雑談をしていると残業100時間超えの話は当たり前のように聞きます。
トラック運送会社によってですが仮眠レベルの睡眠時間しか無い状況で働いている運送ドライバーさんも沢山いますし、長距離輸送ではないにして大きなトラックを運転しながら1日で幾つかの案件を組み合わせて業務遂行する長時間労働もなかなかキツそうです。
そう思うと軽貨物ドライバーの場合で俗に言う配送員である宅配業ドライバーは統計上では騒ぐほどの長時間労働では決してありません。
しかしながら、その現実は非効率に街中をチョロチョロと動き回っているので1日の体力面は大きなトラック運送ドライバーさんと同等以上にキツイはずでしょう。
そんなこんな、ああだこうだ、と言ってドライバーに長時間労働をさせて儲かっているのは大元の宅配便会社であったり勤務するトラック運送会社であるのは言うまでもありません。
そもそも末端のドライバーに長時間労働をさせれば会社が儲かる仕組みです。
とは言え、労働でお金を稼ぐ側のドライバーも自分でやると決めた仕事ですから仕事がキツイとかの愚痴を言ってマイナス思考に陥って悩んでいるのもマヌケなだけです。
キツイ仕事をしたくなければ何かしらの技能や才能やビジネスセンスや人望を身につければ良いだけのことですし、挑戦せず、実力もないのにああだこうだを考えていても仕事や事業の現状打破はできません。
やはり、究極はお金を稼ぐことと信頼を稼ぐことを同時進行させることに他なりません。売上や請負金額の大小で一喜一憂するのではなく安定させて賢く稼ぐわけです。
社員ドライバーであるならば会社のために働いて会社から評価を得ることが大事です。業務委託ドライバーならば取引先のために働いて取引先から評価を得ることが大事です。
評価された仕事の対価が給与であったり収入です。
納品の仕事がパーフェクトにできていても相手から評価されなければならないのです。
実力を身に付けるとはそういう世界です。期待され、期待する。感謝され、感謝する。繁忙期だとか特需でふらふらせず、実直に仕事関係先とのwin-winを心底で考えて仕事をしていればいつしか結果がでるものと思われます。実際、直ぐに答えの出るような仕事はやっても意味が薄いのです。お金にしかなりません。