共存共苦が成功の近道となる軽貨物運送業

私は共存共栄という言葉を信じないように心掛けている。嫌いな言葉でもあり仕事や事業でそういった空気感には近寄らないことが身のためだと思っている。

仕事や事業ではごく自然に必要と想える人や必要と想える会社は育ってくる。

人付き合いは嫌いではない。若い頃からの仕事経験で北海道から沖縄まで日本全国の顧客であったり海外企業との付き合いなども長かったので文化の違いや地域特性も理解ができ、仕事周りを見渡すこともできる。

今の私の仕事環境はお客様がとても良い方々なので軽貨物運送事業を進めていてネガティブな気分の壁にはブチあたらない。

ハングリーさは若い頃の自分と比べると確実に老いているのでバンバン人を増やして事業拡大で全国制覇みたいな拡大路線に全く興味がない。

タイプ的に寂しがり屋でもなく電話魔ではないのでノイズもなくブレずに仕事や事業を強気で一歩前進させることに専念もできる。

下手な欲も出さない。

事業で背伸びもしない。

手に入れたい究極は周囲を感謝できて仕事人生を楽しむこと。

その代わり、やるときはやる、礼儀も正しく、嘘を出さない、人を裏切らない。

私にとって興味深いテーマは、国内物流ではなく、国際物流での海路や空路、海上輸送や航空輸送や保税や倉庫物流、日本経済と企業営利で絡みあう物流と商流の世界を軽貨物ドライバー業者として感じとって今後どうあるべきかと考えられること。

非常によくないこととだが徐々に仕事が趣味の領域に近づいている。

軽貨物運送業に関すること以外で私の得意や感性を出すのは軽貨物運送業として本当の一人前になってからで遅くはない。そろそろか。まだ修行か。無論、歩んで行かなくては時期は分からない。

軽貨物運送業で勉強になっていることがあり、経済の底辺で立派に稼ぐ個人や業者の名声や信頼感とは経営者や代表者の人格やその業者の行動傾向の評価に基づいた顧客の意図に対する期待であることの再認識。

当店と異なる思想で軽貨物運送事業を営んでいる会社は沢山ある。

とは言っても所詮、仕事や事業での安心感とは相手の損得勘定に基づいた相手の行動に対する期待。

最終的にはお客様の期待に応えてなんぼ。軽貨物業界を良くするとか軽貨物ドライバーの働く環境を良くするとか偽善のああだこうだは眼中にない。

義理を大切にしているので事業をや仕事を進めている中で良い利益を与えてくれそうな新しい相手でも簡単に時間の割き方を乗り換えることをしない。

有形無形の利益をうまく犠牲にしながらでもこれまでの取引相手と有効な関係を続ける姿勢こそが大事だとしている。

だからこそ尽くすべきお客様を選んでいる。

軽貨物運送のようなスモールビジネスでもそういった機会費用や取引費用はいつも悩ましい選択だが、結果論、義理を重んじることは事業成長で基本中のキホンになる。

共存による共栄を求めてはならない。不義理は徹底して認めてはならない。嘘や護摩化しを通用させてはならない。

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