誰がやっても同じな仕事は請負しない軽貨物運送業者の賢さ

軽貨物ドライバーは疲れるのが仕事とも言えます。荷主様に代わって荷物を集配することで配送料金を稼がせていただく訳ですからドライバーファーストを語るレベルにまで落ちぶれると仕事は長続きしません。

軽貨物ドライバー業者に求められている本当のスキルとは。

業務委託での軽貨物配送の仕事には非公開案件と公開案件がありますが、インターネットやマッチングサイトなどで一般に出回っている公開案件はどこかしらの軽貨物配送業者が食い残した仕事案件でもあり、右から左に仕事を丸投げする多重下請け構造の配送業者による悪どい運賃ピンハネもキツいので、インターネット公開された仕事の案件は違和感のある内容ばかりと言えます。

反面、非公開案件は割りの良い仕事が多いのは言うまでもありませんが、ただそれなりに軽貨物ドライバー業者として高度なスキルやコミュニケーション能力や責任感や臨機応変さなどが求められます。

その辺で走っているフリーランス風とかではない、プロ専業の軽貨物ドライバーが黙々と仕事を極め続ける姿勢には理由があるのです。

私のように大手ネット通販商品の宅配便のような仕事や弁当の出前みたいな配達の仕事はやりたくないと語る軽貨物ドライバーさんは意外と多くいます。

寧ろ、ほかに案件が無いから嫌々でもネット通販の宅配員や出前みたいな宅配員の仕事をやっている人の方が割合的には多いのかも知れませんが、本業の個人事業主として自営で働く軽貨物ドライバーにとっては「やっても意味がない」案件だからなのです。

  • 誰でも構わない案件

高度な配送スキルとコミュニケーション能力に長けていない軽貨物ドライバーでも走り回ればどうにかできるような大手ネット通販の宅配便や出前の配達みたいな仕事はこの数年で仕事消滅すると思います。

無論、2025年頃に人工知能が運転する完全な自動運転車が登場するからです。

ヒト、モノ、カネ、情報、これらの経営資源を潤沢に持たない個人事業主の軽貨物ドライバーは安い人が選ばれる仕事案件は手を出さないべきです。

物凄い量の荷物が大手宅配便の集配センターで日々溢れかえっている宅配便の配達仕事であろうと「数年後」には仕事消滅する可能性が違和感なくあります。

そう、ロボット化です。

人工知能や自動運転の技術は漫画の話ではありません。現実です。

24時間働いて、文句も言わず働いて、風邪や病気でも休まず働いて、寝坊しないで働いて、こういった優秀な軽貨物ドライバーは人間ではいませんし、ロボット化が進むと副業ドライバーやフリーランス風の軽貨物ドライバーのように教育する意味のない人材の無駄な育成期間も必要なくなります。

即戦力の軽貨物ドライバーとして働くことのができない技量の人は数年で淘汰されるのは確実です。

2025年を目処にタクシードライバーや路線バスのドライバーや長距離トラックのドライバーの仕事は消滅すると一部で予測されています。

もちろん未来がどうなるかは分かりませんが、大手ネット通販の宅配便ドライバーの仕事や出前みたいな配達員の仕事も消滅する一つの職になると考えられます。

先を見据え、真の優秀な軽貨物ドライバー業者になるには「人間力で何をどうすれば良いのか」を考えておくべきなのです。

軽貨物ドライバーの心身

軽貨物ドライバーの仕事は納品です。常に時間に追われ、仕事量も多く、稼ぐドライバーは休む暇もありません。ロボットに対抗するならば生活リズムを崩さないことと心身を疲弊させずにモチベーションを維持することが求められます。

軽貨物ドライバーの人間関係

軽貨物ドライバーは単一の働きでは通用せず、周囲の人、グループ、チーム、取引関係先に貢献したいという気持ちそのものが原動力になり、身近な同僚でやる気がないドライバーが1人でもいるとモチベーションは必ず下がります。タブーを聞かない、不平不満を周囲に言わないことが求められます。

軽貨物ドライバーの仕事

軽貨物ドライバーは配送や配達の仕事にやりがいを見つけないとやってられません。配送のミスや失敗をしたときこそ反省をしてやる気の維持力を鍛えることが大事です。仕事のやりがいを感じ取れる能力が求められます。

やりがいを感じる仕事や職場環境や人間の関係、心から楽しいと思える配送のは仕事は意欲的に取り組めます。

そう思えない配送の仕事に対しては頑張れません。

個人事業主ドライバーは一過性のモチベーション低下は致し方ないことですが、やる気がでない状態が続いてしまうと失業となります。

軽貨物ドライバーの悩み

正直、転職などで軽貨物ドライバーの職を選ぶ人はプライベートでの悩みを抱えた人も少なくはなく、仕事に集中できないというケースもあろうかと思われます。とは言え、車を運転する仕事でもあり軽貨物配送の業務中はプライベートを意識し過ぎない安定感のある仕事姿勢が求められます。

軽貨物ドライバーの報酬

重い荷物、階段の往復、理不尽な荷主、横柄な運行管理者、こういった困難な配送現場の仕事でも、成果に応じたリターンが返ってくればモチベーションはアップできます。

仕事ですから。

ただ、ロボットではない人間である限り、努力が認められない、正当な評価や報酬が得られない、このように過剰に反応をする軽貨物ドライバーもいます。

誤解なく働き、何のためにキツい配送でも頑張っているのか分からなくならないように実直に仕事をし、やる気が減退しないように奮闘する技術も求められます。

社会課題を解決する気持ち、物流や配送の仕事を長期的な視点に立って持続可能性を感じ取ることなども個人事業主の軽貨物ドライバーに求められる要素となってきます。

error: Content is protected !!