考察ではない所見を言う軽貨物ドライバーになるな

私は軽貨物車の整備点検をしながら自分の仕事っぷりを反省したり振り返るように意識しているが、私自身がシフタープロで担当している仕事には配送業務と配送附帯業務がある。

シフタープロは非宅配の軽貨物業者なのでネットスーパーの宅配やネット通販の宅配といった仕事の依頼はお断りして請負はしない。

そんな中、かれこれ5年間ほど配送附帯業務で出入りをさせてもらっている3PLの物流倉庫でとある運送会社の4トン車トラックドライバーが発していた言葉に切なさを感じた。

  • 前の担当ドライバーから仕事内容の引き継ぎが忙しくてできていないんだよね

運送会社がそれを言ったら終わりでしょ。というテーマである。

軽貨物業者ではあるあるの駄目ドライバーな話ではあるが、4トン車や10トン車の運送会社ドライバーに無責任な考えで仕事をやられると流石にまずい。

駄目な軽貨物ドライバーがよく口にするがその4トン車トラックドライバーが口にしたのが「この作業はドライバーの仕事ではないよね」という所見。

その所見はその運送会社を代表して口にしているのか。

物流や請負仕事の本質を理解せず、個人の立場で仕事の所見を言うのは非常にまずい。

配送仕事の理解、そして付帯作業と附帯作業の違いに対する理解も足りていない。

  • 所見は不要
  • 考察が大事

物流現場に来る新しいドライバーによる所見ほど物流現場にとって不必要なものはない。

ドライバー個人の所見ではなく、勤務会社の1人として担当する仕事を丁寧に考察する能力が求められる。

  • 所見。見た目や観察した事柄の事実やそれに対する評価や判断。
  • 考察。推理や推測や考えたことや深い考慮。

無論、トラック運送会社の経営者は事務所デスクの椅子に踏ん反り返った金の亡者であることが多く、自社で抱えているドライバー人員のキャパシティを超えた仕事を受注して金儲けを目論んでいる。

本当の意味でドライバー人材不足というわけではない。

利益を増やすためのドライバー不足が現実だろうが、ドライバーが辞めたら新しい人は入ってこない世界であろう。

個人事業主として働いている軽貨物ドライバーのように運送会社トラックドライバーに関しても仕事があることに感謝のできる能力が求められる時代になることだろう。

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