良くも悪くも自由自在にコミュニケーションがとれない軽貨物ドライバーは駄目な奴と言われる。
渋柿は渋柿として使え。
軽貨物運送業ドライバーは運送会社や軽貨物配送会社に雇用されたドライバーと外注業者として業務請負で働くドライバーがいる。
もちろん共に優秀なドライバーと駄目なドライバーが存在するわけだが優秀か駄目かの物差しの一つがコミュニケーション能力と言われている。
軽貨物ドライバーの経験年数はコミュニケーション能力の良さや実力と比例しない。むしろ新人で一年生ドライバーの方が悪い癖がないことからも即戦力として期待ができる。
そもそも軽貨物ドライバーになれる条件のハードルは低いが、運転免許があり、言葉使いをきちんとでき、身だしなみをきちんとでき、そして健康体であれば学歴も資格も必要とはしない。
簡単な話、計算や漢字や英語など学生としての勉強が苦手でも軽貨物ドライバーの仕事はできてしまう。
だがその反面で、肩が痛い、腰が痛い、脚が痛い、首が痛い、腕が痛い、といったことを伏せずに実力不足の言い訳を口に出してしまうポンコツ状態のドライバーは話にならない。
勉強は苦手であろうと軽貨物ドライバーにとって身体は商売道具だ。
壊れた商売道具は役に立たないだけでなく仕事の失敗につながることもあって非常にタチが悪い。
その弱点をどうやって補うべきかが丁寧にお金と信頼を稼いでいく上で重要な課題となる。
軽貨物ドライバーは以下の四大条件が基本中のキホンである。
- 言葉使いが丁寧
- 身だしなみがよい
- 健康体である
- 報連相ができる
周囲の同業者より多くのお金と信頼を稼ぎたいならば四大条件とは別に自由自在なコミュニケーション能力が必須となってくる。
結局、軽貨物ドライバーは第一印象が全てなのである。コミュニケーション改善はそこから始まる。
顔が悪ければ低評価、目つきが悪ければ低評価、言葉使いが悪ければ低評価、身だしなみが悪ければ低評価、声のトーンが悪ければ低評価、茶髪やヒゲやタバコ臭などは軽貨物ドライバーとして論外。
そして「愛想のない奴」とお客様に思われてしまえば配送の仕事がきちんとできたとしてもアウトである。
この世の中、年齢は問わず駄目な奴は何処へ行っても駄目な奴と言われるが、それがたとえ偏見であろうともクライアントから信頼されるための努力が足りなければ厳しくとも駄目な奴となる。
100パーセントの努力で駄目なら120パーセントの努力をする。120パーセントの努力で駄目なら150パーセントの努力をする。自分が駄目な理由を他人の責にしてはならない。逃げれば自己成長はそこで終わる。
営業能力や才覚や人望がないならば仕事があることへの感謝を常に高めて自己改善していくしか自営する軽貨物ドライバーは力強く生き抜いていくことができない。
それができないならば不安と不満で仕事をすることとなる。
面倒くさい心理は必ずある。
通常、軽貨物運送の仕事上で周囲や関係者とは信頼関係が樹立するまでコミュニケーション能力で信頼感を補うこととなるわけだがコミュニケーションとは相手に対することだけではない。
そう、自分に対するコミュニケーションこそが大切だと考えるべきだ。
- 他人とのコミュニケーション
- 自分とのコミュニケーション
個人事業主であるならば自尊心を高めて軽貨物運送におけるニーズと物事の本質を捉えることが大切である。
配送現場で自分の価値を自分で認めるのではなく無条件で周囲から自分は価値がある思われるようになることが先である。
私自身も同業者や周囲の軽貨物ドライバーと同じようなことをやりながらも同じことをやっているわけではない。
自分は何があっても大丈夫だという自信と人間の信頼関係こそが宝なのである。