個人事業主ドライバーは長時間労働がキツいわけではない

個人事業主ドライバーは長時間労働が稼ぎとなりそれは夜なべをして手袋を編むといった話と何ら変わらない。

長時間労働をしないデメリット。

独立系の軽貨物ドライバー業者として事業規模は小さくとも24時間365日の責任稼働体制で仕事案件を朝昼晩と複数抱えていると事業責任者としても1人の現役ドライバーとしても寝る時間が無いような印象を持たれがちだが一般企業に勤めるサラリーマンが仕事を終えてから居酒屋で一杯やって帰るより睡眠と休息はとれている。

とは言え少しずつ疲れは知らぬ間に溜まっていく。年齢的に完全ジジイではないが若くもないので精神や神経や身体のストレスはきちんと管理しなければならない。

1日の中でイレギュラーのない仕事ルーティン化が自らの精神ストレスと神経ストレスと身体ストレスを安定させるために最重要な課題である。身近な関係者にイレギュラーが週に1回でも月に1回でも発生すると結構厄介である。

そもそも我々は荷主企業の物流部門でイレギュラーに対応するお助けマン的な立場でもあり流石に自分に任された担当業務でミスやイレギュラーを発生させるわけにはいかない。

自分さえ仕事に問題なければ大丈夫という考えは通用せず、仕事取引関係者であったり協業関係者でミスやイレギュラーなことが一つでも発生すると突発で追われる集中業務により相応に自分自身のストレス回復には数日をかけることとなる。

止まらない物流の世界で働く以上は致し方ないテーマだが自分自身の安定感や安心感は相手にとって大切なことなのだ。

荷主企業のビジネスが維持成長するための物流体制や配送体制を応援したり守るため荷主企業の経営思想や営業思想と同化し、前のめりにならない状態で冷静に業務対応できることが軽配送業者として真の技術力だと私は考えている。

軽貨物運送業の事業収益は数千万や数億や数十億などと額が大きければ立派ということでもなく、計画性によるそれ以上それ以下にならないことがやはり望ましい。

興味のある荷主企業を見つけてその会社のビジネスモデルを身近に味わって感心して物流や配送の仕事に挑むのが最高である。

軽貨物ドライバー業者という同じ括りではあるものの我々のような運送業ドライバーは宅配業ドライバーとは儲け方や稼ぎ方や働き方は大きく異なる。同類ではない。

更に、雇用された社員ドライバーと独立自営で働いている委託の個人ドライバーに関しても働こうとする意識が結構違うので忙しさそのものの受け入れ方は真逆に近い。

  • 忙しいを喜ぶ自営業。
  • 忙しいを嫌がる社員。

ただ、頑張れば頑張るだけお金を稼げるなどとペテン師紛いのアピールをしながら社員雇用ではない委託ドライバー募集を繰り返す法人の軽貨物配送会社も目立つが、それらの大半は自社のお客様を持っておらず大手宅配会社にぶら下がる下請けや孫請け会社の多重下請けでの御用聞きである。

人間性と人間力に弱さがあると持続性に欠けて軽貨物ドライバーだろうとトラック運転手だろうと大成はできない。仕事は仕事でありプロを目指すのではなくプロ意識を持ち続けることが大事だ。

誰でも仕事は覚えられる。肝心なことは覚えた仕事を忘れずに新しいことを覚え続けることができるのかが重要である。

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