軽貨物運送の分野で成立するビジネス思考を個人事業で持続化させるために軽貨物ドライバーが犠牲にするものとは。

業務委託

ビジネス思考の持続化を個人の軽貨物ドライバーはどう考えるべきか。

「個人営業はそこ大事だぞ」と教えることをしない法人格の軽貨物配送会社が目立ちます。

軽配送でお金を稼ぐ営業ノウハウを契約している個人営業ドライバーに教えていたら商売あがったりですから、本当の意味でお金を稼ぐノウハウなど個人事業主ドライバーに教えることはしません。

個人事業主にとって肝心なことは、教えてくれない、教えない、わけです。

私が千葉県で軽貨物運送業シフタープロ軽貨物便の事業運営に着手してから心底で思っていることですが、軽貨物配送の仕事で働いている個人の業務請負ドライバーさんは個人事業主としての戦い方が弱すぎると感じます。

もちろん、自分を客観視すれば私自分も同じ境遇に近いです。

それは言い換えれば、業務請負ドライバーの仕事案件などそもそも吹けば飛ぶものであり、キャンセルされるがキャンセルはできない、繁忙期が過ぎればもちろんドライバーは使い捨て、というのが現実だからです。

定期案件しかり、スポット案件しかり、業務請負配送の案件を請負するかしないかを検討する際に見積りが甘いと荷主顧客の質を見抜くことができず、仕事順応力の低いドライバーさんの場合は自分で決めた仕事を自分中心で案件が存在しているかのように錯覚をし、数ヶ月後など慣れてきた頃合いに割りに合う合わないなど難癖をつけ始めたり、自分自身が営業弱者である虚しさに嫌な思いもすることでしょう。

この世は弱肉強食資本主義です。軽貨物業界も例外ではありません。

仕事があることに感謝をできずに仕事で嫌な思いをしているレベルの業務委託軽貨物ドライバーさんの多くは、仕事環境を自分に都合よく期待してしまい、思ったとおりに事が進まなくなると裏切られ続けていると感じてマイナス思考になっているだけの話でしょう。

それはビジネス思考が甘く、学びが浅くて実力がないだけです。保身だったり、依存だったり、ビジネス思考の甘えでしかありません。

私自身も荷主企業や中間業者のスタッフが話す言葉を自分都合で解釈して鵜呑みにしてしまうことが結構あります。

もちろん、明らかに良心的ではない横柄な荷主企業や中間業者による安っぽい仕事勧誘の言葉にハマってしまう軽貨物ドライバーさんが多いことも分かっています。

内容とは異なる許容超えの重労働だったり、荷主都合による業務内容の変更だったり、追加業務の要請だったり、残業や距離超過だったり、立場的に苦慮している業務請負ドライバーさんも多いことでしょう。

ただし、そういうことは珍しいことではありません。

決して怒ることでもなく、相手にとってはそれが業務委託でドライバーを使うメリットでもあり、それが相手側の事業計画における人材コストの使用意図です。

営業基盤が、脆く、弱く、ふわふわの地盤の上で仕事を請負しているのが業務請負の軽貨物ドライバーです。

末端の軽貨物ドライバーが仕事内容や金銭の文句を言おうと、それらが群れて仕事案件の不平不満を語ろうとも、絶対的、資本主義の現状に反発しても勝算はありません。

しかし、その中で厳しい現実に直面していようとも、うまく渡り歩ける人がいます。

そう、信頼関係と義理を最優先できる人です。冗談抜きでこれはビジネスでは最強の取引です。

共存共栄は駄目です。共存共苦の理解です。

仕事のできる人は良質な取引先との良質な関係性の構築には時間がかかることを最初から理解しています。

お金にならない仕事でも実直にどれだけ軽配送で汗をかいているかが信頼で問われるという現実も知っています。

業務請負のルールは良くも悪くも御用聞きに徹することです。

スタンドプレーをしないこと、ドライバー判断で良かれと思った事でも勝手に進めないこと、これを優秀ギリギリ上限のラインをキープして仕事貢献しようやく高評価を受けるわけです。

それは責任を無理に負わずに責任を回避できる働きっぷりをすることでもあります。

責任逃れと言葉だけを聞くと無責任なドライバーだと勘違いしそうですが「責任を取れないことはしない」ということは取引関係者への信頼につながります。

業務請負ですから社員やバイトのように自分で考えて行動しろではありません。

間違っていると感じる指示内容でも基本はそれに従い、不明点があるならば些細なことでも上に対して報告と連絡と相談をきちんとすれば良いだけの話です。

ただ、嫌なことですが上から下の者に対する報告や連絡や相談はありません。

間抜けでは通用しない世界です。自分の仕事立場を強固にするには何をどうすべきか。どうせなら弱者ではなく強い仕事立場でエネルギッシュに仕事貢献をする志を持つべきです。

それにはどうやって信頼ポジションを固めていけるかとなってきます。信用ではありません、信頼です。

教わることではなく、学ぶべきことは自分で学んでおかなくてはなりませんが、堂々と、周囲の関係者に引けを取らずに荷主企業や取引先とも対等である立場を守りぬくため、日頃から何を意識してビジネスセンスを磨いているかが鍵となります。

チャンスではないのに気張っても空回りします。頑張りすぎ、そこは要注意です。

軽貨物配送の需要と供給しかり、すべての商売はお金に対して何らかの物やサービスを提供しています。

その商品やサービスが欲しいからお金を払って買っているわけです。

そして、相手に買っていただくまでの過程で接客応対は無償のサービスとなります。タダです。

要するに、営業行為は無償の最強サービスなのです。

取引先やお客様への営業行為は感謝こそされても、ケチをつけられる筋合いはどこにもありません。それは金銭が発生していないからです。

仕事の瀬戸際でビクついていては仕事では生き残れません。やるからにはやる。

そうして自分流のビジネスセンスが生まれてくるはずなのですが、軽貨物ドライバーにはそういうことを実践できる人が未無に等しいわけです。

ただ、それをも超えていけばリーダーの資質を意識するようになります。

個人事業におけるビジネス思考の自由度は、法人格にはない個人事業ならではと言える面白味の一つなのです。

個人の軽貨物ドライバーさんは自分の才覚を武器にし、自分流を磨き、自由に「ビジネス思考」を持つべきだと私は感じます。

軽貨物配送は形のない売りものです。

在庫販売のできない売りものですから、通常のビジネス思考よりも更に「タイミング」を大切に宝にした事業展開の営業技術が個人経営の軽貨物配送ドライバーには必要です。

ビジネスで大事とされる営業タイミングで勝負するにしても、特需狙いだけは個人事業主ドライバーの事業基盤を更に脆くします。

荷主企業様や取引関係者にドライバー自身やチームやグループの信頼獲得ができる前に、やることをやらず、最初から高単価の仕事を探して求めたり、割りに合うとか合わないであったり、信頼という取引関係がない状態で高望みで好条件を模索しても、良い結果は生まれません。

業務請負の仕事は必ず取引相手があるものです。

業務請負は社員雇用ではないので友好的な仲を築こうとも一線を引く必要があります。そう、親しき仲にも礼儀ありとはまさにそれです。

目先ではなく、新しい縁を求め、既存とも切磋琢磨して中長期で成果を出していく必要があるわけです。

仕事案件や他人の悪口、愚痴、不平不満、そういうことを言っているばかりの軽貨物ドライバーには根本的にビジネス思考を説いても話になりません。

人並み以上にお金とスキルを「どうしたら多く、且つ、できるだけ安定的に稼げるのか」と結果を出すための準備を真面目にしっかり取り組んでいる人でありたいものです。

法人格ではできない個人事業という自分の才覚ありきの良い環境を活かして、着眼点次第では法人格の配送業者以上に個人事業主ドライバーならやれること、やるべきこと、沢山を成功させることも確実にできます。

ただ、法人格と同様に成長戦略は人1人の個人事業主であれど必要不可欠です。事業計画は絵に描いた餅でも良いのでできるだけ綺麗な絵を描くべきです。

自分にとってめちゃくちゃ有利な案件を得たいなら、黙って待っていても降って湧いてこないという現状を理解すべきだからです。

営業せず、楽して仕事案件を探そうとしSNSや掲示板やマッチングサイトをスマホ画面で睨めっこしている暇があるなら、リアルに荷主企業様へ営業訪問するべきです。

当然、そういうビジネス的な気持ちのゆとりがなく、お金や生活のために働くだけで一杯いっぱい、それどころではないという人も多いと思われます。

ただし、お金とスキルを稼ぐ為の自己修正や改善策として解決しようとする行動をずるずると後回しにするのは良いことではありません。

業務委託の軽貨物配送ドライバーという職は頑張っていれば報われるという世界ではありません。

協力だとか仲間という言葉を軽貨物業界では良く聞きますが、ビジネス弱者同士が協力しても所詮は弱者です。

所詮、似たり寄ったりの人間が群れて依存し合って気休めをしているだけです。

その場凌ぎの協力は仲間でも何でもありません。

また、配送仕事が上手にできる軽貨物ドライバーなど腐るほどゴロゴロといます。

質を問わないならば軽貨物ドライバーの代わりなど腐るほどいるわけです。

ビジネス思考がない、ビジネス思考が弱い、その状態のままで業務委託で軽貨物ドライバーの仕事を続けても「頑張っても意味ねー」という現実がそのすぐ先で待っているのも分かりきっていることです。

業務請負はバイトやサラリーマンではありません。

お金を思うように稼げる勝算がないのは、他人のせいではなく、自分自身のビジネス思考の甘さでしかないので、仕事ニーズに自分を寄せていかない限り、中長期で安定してお金は稼げないでしょう。

事業や会社は生き物です。

淘汰される事業や会社もありますし、相手や自分がスモールビジネスであればあるほど経営の良い時と悪い時が荒れてきます。

それを踏まえ、個人事業主の仕事持続化にはどういったビジネス思考が必要になるかを考え抜きます。

個人事業主軽貨物ドライバーの持続化は何で成り立つかです。

新車でピカピカの軽貨物車に乗ってそれを駆使して「私は最高のドライバーです!丁寧に荷物を運びます!」と見込み客に訴えかけたところで、お客様がお金を支払ってくれなければ売上は発生しません。

やはり、ニーズやお客様の要望に耳を傾けて「ぜひ、あなたに配送をお願いしたい!」と言わせる配送サービスを追求するべきとなるわけです。そうすれば結果とし、顧客が生まれ、後から利益も付いてきます。

そして、個人事業主ドライバーがビジネスを自ら生み出していくときには当然ながら利益が必要になります。

結局は、利益がなければ何もすることができませんが、それがビジネス思考ではなく、ビジネスです。

先義後利、道義を優先させて利益を後回しにすることの追求により、勝算をみれるかです。

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