小さな物流での事業利益と財産

私自身の事業運営が好調なのは優良な取引先と人間と人間の関係に恵まれているだけのこと。特別な魔法が使えるわけでもない。自分なら誰に何をどうサービスができるのかでしかない。

目指すは最強の1人総合運送業ドライバー業者への進化。

事業を拡大させずに成長を続けるには小さな成功と小さな失敗を足して引いてしながら最終的に勝算が高まる計画行動により自然体で安泰を手にする流れを守ることに尽きる。

お金ではない。少しの贅沢ができて必要最低限で普通に生活ができる範囲の稼ぎが身の丈の幸せでもある。

ミドル層なので高級外車にも興味はない。高級住宅街やタワーマンションでのハイクラスな生活にも憧れは全くない。寧ろ、人との交流が殆どない山の中や田舎な海の近くでひっそりとのんびり暮らすのが仕事人生に於いて最後のご褒美にしたいと思っている。

千葉から首都圏、軽貨物運送業として小規模ながらも事業責任者として365日24時間体制の仕事を管理していると多忙を言い訳にどうしても勢い任せで毎日が過ぎていく。

忙しくなればなるほど自分の周りにある細かいテーマまで見渡せなくなるものだが、やはり心底で忘れてはならないのはニュートラルな仕事姿勢を守ることであり仕事があることの感謝でありその幸せの気付きでもある。

零細企業や個人事業主は業界の大手クラスや中堅クラスと比べて明らかに四大経営資源が乏しい。

街中には名の知られていない軽貨物運送業者が腐るほど存在するが他社との差別化をお客様にアピールすることはかなり難しい。

だが勝算は大いにある。

大手の軽貨物ドライバーであろうと無名な個人ドライバーであろうとも所詮は1人の軽貨物ドライバー。初心者であれ長年の経験者であれ1人の軽貨物ドライバーがやれることは高が知れている。

1人でやれる仕事にドライバー100人は要らない。3000人の胡散臭い仮想ドライバーも要らない。

結局は1人の軽貨物ドライバーとして人間力と行動力さえあれば配送需要と供給にきちんとフィットできて荷主企業のビジネスで機能はできる。

だが無名な業者には信頼も信用もへったくれもない。無名なだけで誰しも不安を抱く。無名だとどこかに消えて急に辞めたりしないかといった無責任への懸念も探され抱かれる。名もなき業者が名のある業者より信頼されて優先され選ばれることもない。

だがしかしプロフェッショナルな軽貨物会社などこの世の中には一社も存在しない。似非が多い。

もちろんだが全国には優秀な経営者が運営する軽貨物会社もあることだろう。

だが大半は金儲けの鼻息だけ荒くて仲良しこよしのグループ好きな軽貨物会社のように事業経験や経済や経営の勉強すらしてきていない大手宅配会社の社畜ドライバー上がりの人間が昔取った杵柄だけで経営している軽貨物会社というパターンが多いと聞く。

  • お金儲けか。
  • お金稼ぎか。

巷では大手宅配便〇〇〇運輸と契約する委託フリーランス軽貨物ドライバーの契約切り問題が表面化してテレビやネットニュースで少し騒がれていた。

我々は当然の認識として業務委託の仕事受発注には契約終了もありきだ。永遠ではない。そもそも勘違いをしてはいけないが〇〇〇運輸自体には仕事がない。元を辿れが〇〇〇運輸の取引先である荷主企業に配送ニーズがあるだけのこと。

仕事の契約期間は〇〇〇運輸の企業や事業が続く限りではない。酷であろうと需要がないならば契約継続は不要。

クビにしないでくれと懇願する営業弱者の個人事業主ドライバーが全国には沢山いるのは事実。だが大手だから安心とか大手だから仕事量が豊富とか思い込んでしまいぶら下がる会社の選択を間違えたわけだから仕方ない。

同情するがやはりやはり他人事。

最後は使い捨て状態になるのは容易にイメージできる。

要らなくなれば委託切り。だからこそ委託のメリット。委託切りになる当事者は即刻で職を失うのでかなり大変だ。スパッと気持ちに踏ん切りがつかなければ不安や嫌な思いも続いてしまう。ネクストが先だろう。

でも業務委託とはそういう世界。委託切りになる人はニーズがないだけのこと。その仕事やその事業で必要が無くなった人達である。

大手だから仕事量が豊富だなんて語ってドライバー募集をする阿保馬鹿間抜けな大手下請けの軽貨物業者もある。個人ドライバーを騙すのは良くない。大手だから安心とか大手だから大丈夫という物差しに誤算があったのは明らか。

発注がなければ受注はない。もちろん明日は我が身。安泰だと感じるときこそ次の展開を考えておくことは事業での基本だ。請負仕事の選択は一歩間違えれば使い捨てになる。それでも物流は止まらない。

error: Content is protected !!