ただ、そうした中、零細企業や個人事業主は保身故に怠りやすいスクラップビルドへの決断力不足が目立ちます。
ここでいうスクラップビルドは物を壊して物を作るということではありません。
不採算は物だけでなく、不採算な仕事案件、不採算な人材、不採算な関係、不採算な居心地、などもあるでしょう。
頭の中でスクラップビルドをすることは、仕事案件の成長、稼ぎの成長、スキルアップには欠かせません。
もちろん、修行や予習や復習といったことができている人間だけができるスクラップアンドビルド手法です。
人任せの人間にはできませんし、責任感でタイミングよく、クールでタフに行動しなくてはなりません。
ブログで何度も書いてきましたが、軽貨物運送ドライバーは身体一つですから、どんなに立派でも1人で1人分しか稼げません。
そのため、新しい仕事案件に慣れてしまった段階で居心地が良くなってしまい、その仕事案件に於けるスキルの成長はそれでお仕舞いです。
そうなると仕事が楽になり、ダラダラと要領よくマンネリ化で仕事をして稼ぐだけになります。
働き方としては社員とは異なる業務請負の個人事業主はそこを一緒くたにしてはいけません。
義理を守りつつ、業務請負する仕事案件をスクラップビルドするように乗り換えるわけですが、その際、根底から自分と周囲の実力の見直しをし、事業の企業戦略を検討しなおす作業をします。
そうやって、軽貨物運送の事業で少しずつであろうとも貯金することが大事なのです。