軽貨物ドライバーの武者修行と支援プログラムの手引き

千葉県で軽貨物車の足回り整備 【軽貨物運送の検証ブログ】

配送の軽貨物開業ドライバーが昼夜問わずに案件を熟すマルチ対応の配送スキルを持つために必要な知識と技能と精神力を獲得しながらか稼いで、紳士な軽貨物ドライバーとしての資質を高める行動指針と営業準備の仕方。

他社では教えてくれない軽貨物配送ドライバーが挑むべき個人事業運営の手引き。

言葉を紐解くと「個人事業」という言葉には矛盾があり、「事業」とは個人ですることではなく組織での仕事と理解すべきでしょう。また、「業務」とは事業での仕事を指し、「職務」とは担当する仕事を指し、このように言葉を使い分けると自分自身が社会人として何をするべきか少し見えてくるでしょう。

これらを踏まえた上で本業の個人事業主ドライバーは配送仕事とは別に事業運営を考えいく必要がありますが、大前提、個人営業の軽貨物ドライバーは仕事がパーフェクトにできても稼げるだけで、儲ける(利益をあげる)ことはできません。

真面目であれば利用され、納品仕事が早ければ利用され、まさに要領が悪ければ忙しくても儲かりはしません。儲かるのはそういう人材を持つ会社側です。

従って、自分の評価は日当しかり時給しかりお金で決めることも大事となります。配送仕事が遅いドライバーやタバコや茶髪など社会人スタンスの悪いドライバーと業務の対価が一緒ではおかしいわけです。

また、日本の資本主義による経済システムで共存共栄などあってはならないですし、共存共栄を謳うような会社には裏腹がありますので、個人が勝算を考える際、事業では誰かが儲かれば、誰かが損をする、こういったことも考えて置くべきでしょう。

個人事業で展開のレールを敷く際、行く末を社会主義に寄せるべきか、共産主義に寄せるべきか、こういったことも以後に事業運営でブレない心を守るため、前もって決めておくのも手法だと私は考えています。

軽貨物配送ドライバーのスキルとは配送技能や接客応対力に優れているだけではなく、荷主様や荷受人様からの社会人評価によって仕事が守られるので、社員や準社員ドライバーではないような個人事業主ドライバーの場合、有形の利益や無形の利益、所謂、儲けについても学んでいくことが自己成長の一歩と言えます。

きちんと稼ぎながらプロ意識で仕事サービスを顧客に提供するとはそういうものです。今日は忙しかったとか、今日は距離を走ったとか、今日は稼げたとか、そういう仕事の場当たり的なことではなく、学んだことを自分と周囲に活かそうとする志しを持つことが社会人として大切な心構えでしょう。

私の場合、過去に20年ほど物販だとか全国販売網のチャネル構築だとかの営業責任者でもあったので、過信は別としても個人的な営業の計画は詰めを後回しにできますが、個人事業主軽貨物ドライバーは真面目に労働することだけでなく、予想外の利益と想定通りの利益をうまく得ることも大事なことだと考えながら、担当する仕事を努力してマスターして賃金を稼ぐことが基本だと思います。

要するに真面目に働く姿勢の度合いがテーマなわけです。真面目で喜ぶのは勤務会社や配属会社だけです。

個人営業の軽貨物ドライバーを配下にしてピンハネ依存で事業が成り立っているフランチャイズや組合や一部の軽貨物会社が、加盟させた個人事業主の軽貨物ドライバーに事業運営(利益の出し方)の手引きをしたらそもそも死活問題ですが、もしそれをしてしまうと、無限配当組織(無限連鎖講、ピラミッドスキームとも言います)となるでしょう。

そう俗に言うネズミ講やマルチ商法の部類です。利用運送の軽貨物配送会社でネットワークや規模を拡大しているようなところは怪しいと言われている理由がそこです。

少しでも多く稼ぎたいと思っている個人営業の軽貨物ドライバーが大半ですが、配送ドライバー募集ばかりしてドライバーから少しでも多くピンハネをしたいと思っている仲介の軽貨物会社が多いので、これから独立開業する軽貨物ドライバーは配属会社には注意をしてください。

軽貨物配送の実態を検証することを兼ねて稼働し、ハンドルを握って現場を見ていると真面目に稼働する個人事業主の軽貨物ドライバーは妥協で損をしてはいけないということに気が付きます。

「妥協の損」と言うのは真面目過ぎて鈍感だと数字で計算できない勘定が残ってくることです。

社会人としては絶対的に真面目であるべきです。しかし、勝負する仕事では真面目は要領が悪いということにも繋がりますので、真面目だけでは駄目です。

ただし、不真面目だから要領が良いと言うことにもなりません。

仕事にも事業にも完成までのプロセスがありますが、最終的には「真面目にコツコツやる」という流れが大切であることを思い描いて、本末転倒せず、個人営業で軽貨物ドライバーはうまく稼いで欲しいものです。

軽貨物配送の現場では懸命に頑張ったのに料金体系で報われなかったりすることもありますが、頑張ったつもりの自己中心的な軽貨物ドライバーも多いため、なかなか、自分評価や自分の労働対価を公平に分析するのはやや難しいでしょう。

ただ、会社事業に於いて誠実さと真面目さは中長期の信頼維持でとても大切なことですが、それでお金が稼げるかどうかは全く別の話です。ここを勘違いしてはならないと私は考えます。

もちろん、真面目が害になることありますので個人営業のドライバーであろうとも自己分析でうまく自身の力量を認識しておくべきです。

稼ぐの由来の通り、糸を巻き取る作業のように「かせぐ」ことの大切さを知り、真面目にこつこつと働く姿勢で糸が同じペースで丁寧に巻き取られていくような事業や仕事を維持展開する動きを大事にしてください。

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