軽貨物配送は荷主あっての仕事です。荷主の大事な商品をお客様にお届けする仕事です。荷主は自分の大事な商品を配達するドライバーが日雇いでどこの誰だかわからなくても大丈夫とは言わないでしょう。
先日、都内のオフィスビルにある企業の事務所に商品を納品陳列する業務の際、ビルの防災センターで入館手続きを済ませて例の如くなかなか来ないエレベータを待っているとき、質が良くないドライバーや素人や副業レベルのドライバーが目立つネット系の配送シェアリングの配達員らしき人物が、何やら台車で沢山の印刷物を運んできて、エレベーターホールで待つ私に、自分の荷物を指差しこう言いました。
「これどこで受付すんの」。
正直なところ、日雇いでどこの誰であろうと構わないから荷物を低価格で運んでくれればいいという荷主ニーズに乗っかるネット系のマッチング配送シェアの仕事を請負しているレベルの個人事業主の軽貨物ドライバーに、質や教育を求めては無理がありますが、荷物のメーカーや荷主や配送元請けの企業イメージの評判をかなり下げているのも事実でしょう。
いつの時代も事業で安かろう悪かろうは危険です。
最近、街で見かける、ゆ◯パックの制服を着た配達員、クロネ○ヤマトの制服を着た配達員、佐○急便の制服を着た配達員の身だしなみが非常に悪くなりました。
宅配の大手運送会社や運送会社全般でドライバー不足やドライバー高齢化の懸念や問題がまだクローズアップされていますが、今日、大手の宅配会社の荷物を配達するドライバーはみんなほぼ同様の制服を着用していますは、大半が制服は格好だけで、下請けや孫請けの個人業者ドライバーです。
正規の社員さんではないことでしょう。
運転で乗っているのは黒ナンバーの軽貨物車なので、大手宅配会社の下請けピンハネ利用運送会社の更に下請け、その更に下請けなどの会社に業務委託された個人事業主ドライバーかと思います。
元請け、2次請け、3次請け、4次請け、などの商流自体は配送業界の経済構造でもあり決して悪いことではありませんが、理由はともかく、最終的に荷物を実運送するドライバーの質はかなり重要です。
ドライバーの質とは何か。
社会人にもレベルがある通り、軽貨物ドライバーにも紳士ドライバーや輩ドライバーや中高年ドライバーなど人それぞれです。