軽貨物配送ドライバーは服装も身なりも仕事。レギュラーではなくスポットやヘルプ専門で毎日活動していると臨機応変、服装身なりも注意します。
軽配送の仕事は個人宅や企業へ商品などの荷物を届ける際に「人」と接します。
挨拶も大事、愛想も大事、言葉使いも大事、まさに接客業でもあります。
軽配送は小回りに配送サービスが軸ですので、荷物を運ぶだけのドライバーはありません。
気使いは臨機応変です。
企業オフィス内へどうしてもお昼時間の納品となってしまう場合には「デスクで食事されてる方もいます」ので埃を立てないよう移動して搬入、普段よりも静かに慎重に納品作業します。
マンションへの納品時には、音の煩い台車騒音は厳禁です。
納品先の付近で小さな赤ちゃんを寝かせつけてひと時を過ごしている方がいないとも限りません。
静音台車であっても段差などゆっくり通過します。
食品やお弁当をお届けする場合には、普段よりも荷物を水平にして、無理をせず、一梱包ずつ持ち運び、納品時は自分も相手も両手がうまることを想定して、周囲の段取りを瞬時に判断して引き渡します。
お弁当などは人に直接渡すと相手が斜めに抱えてしまうことも結構多いので、場合によっては水平に持ってもらうように注意喚起するか、面倒でも最後まで運び入れ置くきともあります。
台車への積み方、台車移動の仕方、車の荷室への置き方、こういったことは慣れて学べば良いだけですが、最初に述べた内容は経験だけでは習得できません。心構えです。
日々違う内容の仕事を専門にしているスポットやヘルプまで熟せるマルチな軽ドライバーにしかわからないテーマもあります。
宅配や企業配など毎日同じコースで毎日同じような内容の配送をしているような定期の軽ドライバーでは、軽配送の経験が何年あっても違う畑では素人の初心者です。
逆に、その概念と経験によって妙な言い分や癖ができあがっているため、幅の広いスポット案件やヘルプの仕事では通用しないこともあるでしょう。
道路を知っているとか、エリアに慣れているとか、素早くお届けするとか、そういうことだけでは通用しません。
そして、軽ドライバーの身なりも、時と場合で変える必要もあります。
オフィスビルに入る仕事では上着だけでも清潔感ある「ボタンシャツ系やワイシャツ」を羽織りたいものです。時にはスーツやスラックスも必須です。
冷蔵倉庫や屋外納品や作業が入る場合には一般的な作業服などパワフルに動ける身なりが良いです。手袋、冬期は防寒具も必須です。
もちろん、どんな服装でも仕事は仕事。丁寧に荷物を決められた通りにお届けすれば仕事は一応完了です。誰にも文句は言われないかも知れません。
しかしながら、常日頃から少しはプロ意識を持ちたいものです。街で、淑女的、紳士的な軽ドライバーを見かけるとやる気がでます。