荷主企業様や元請け会社様の最終目標を逆算してベストの行動をとることのできるフォロワーシップ型の軽貨物ドライバーはかなり重宝される。
最終目標からの逆算を当たり前にやれる軽貨物ドライバーなのか、それをやれない軽貨物ドライバーなのか、私自身も自問自答することがあります。
法人としての経営では目標を掲げる会社も多くありますが、個人事業でも目標を掲げる意識は大事なことです。
法人の経営者は最終目標を明確にするために事業計画書を戦略や戦術的に20ページや30ページなどと自然に書いていくわけですが、個人事業主ドライバーの場合はそこまでは意識せず、働き方の勝負も頭脳ではなく、寝る時間を切り売りして身体を使って稼いでいる人が多いかと思います。
正しいと思うやり方で動くことや稼ぐことは間違いではありません。
しかしながら、街中で業務請負の個人事業主ドライバーに能力差があるのは何故でしょう。
個人事業主ドライバーの能力差とは納品のうまさ加減やスピードではありません。根本にある自営する強さや弱さです。
個人事業主での配送業務という仕事柄、リーダーになることもあり、フォロワーになることもありますが、そのセンスの違いがドライバー能力差となるのでしょう。
当たり前のことですが、人よりも沢山仕事を覚え、人から信頼され、自薦もして、人よりも沢山稼げるようになるには、リーダーのセンスとフォロワーのセンス、この2つに共通して求められる資質を身につけなければならないわけです。
もちろん、根本的な話、軽貨物ドライバーになるような人で事業リーダーの資質を持っている人はごく僅かです。
事業リーダーには他の資質、過去の仕事経験、その分野の専門知識も必要ですし、自分の担当業務のことだけではなく、時節による事業や業務に関するニーズや空気の読み方、様々にフォロワーとしても仕事を理解できる必要があります。
要するにフォロワーシップの資質がリーダーにはあるわけです。
フォロワーシップが欠如している業務請負の個人事業主軽貨物ドライバー、即ち、自分都合優先の人は結果的に効率よく稼げないドライバーというわけです。
軽貨物ドライバーはライバルの多い業界ですし、軽貨物ドライバーの代わりなど腐るほどいますので、何より、社会人として仕事に感謝できる能力は必須と言えるでしょう。
荷受人様に、ご苦労様、お疲れ様、と言って頂けることに心から感謝をし、日々の仕事を振り返りながら予習し、自分の仕事っぷりをゆっくりと評価することも大事なことです。