軽貨物運送業の魅力は経済の底辺職ではあるものの様々な業種の荷主企業に於けるビジネスモデルを身近に感じ取れる。
振り返りが有効な時代。
若い頃は軽配送の仕事ではないホワイトカラーのネクタイ族として都内で仕事を終えたら毎日のように会社近くの居酒屋や夜の銀座にタクシーで向かって酒の席で取引先や諸先輩方から聞かされる昔取った杵柄の話はウザいと感じていた。
今はどうだ。
あれから数十年が経った今では年齢を問わずに誰もがネット社会を歩く時代となって様々な情報が溢れかえっているもののネットでの有益な情報は既に行き詰まっている。
やはり、働く社会人の武勇伝こそが社会人が成長するタネとなる。
どうでもいい話は今も昔もどうでもいい話ではあるものの人の武勇伝や昔取った杵柄の話は貴重であり成長ノウハウに繋がる。些細な気付きが仕事や事業ではヒントになるのも間違いではない。
働く社会人として優秀や有能になる成長を目指す場合には仕事人生の振り返りを重要視すべき時代に突入したと言えよう。
経営や事業で利益を出せる奴は利益を出せる。
経営や事業の下手な奴は利益すら出せない。他責は通用しない。
ああだこうだと相変わらず変化を恐れて現状維持を優先する経営者や事業主の働きっぷりは知らぬ間に自然淘汰される一方だろう。
軽配送のようにスモールビジネスの経営や仕事に於いて勝算をきちんと手に入れる術の上手い下手はその現状維持と改革の按配となるわけだが個人事業主の軽貨物ドライバーにそういう器のある人間は少ない。
3倍くらい働く、2倍くらい働く、それでお金しか稼げないようでは話にならない。お金と信頼を一緒に程よく稼げる仕事っぷりが大切なことだろう。