軽貨物運送の仕事を業務請負で始める個人ドライバーは軽貨物配属会社に加盟金のお金を出せば優先的に良い仕事が貰えるなどと妄想するのは論外な甘さだが、軽貨物運送業界には一定数のそんな個人事業主ドライバーもいるだろう。
お金を稼ぐ仕事の世界は義務教育の学校ではないので新規参入や新規開業の仕事で関係者から提供されるノウハウや業務サポートの恩恵は決して無料ではない。そう思って仕事に挑むのが普通。
社員雇用ではない業務請負という世界では仕事関係者から何かしらの教育を受けて人から仕事を教わったのにやっぱり辞めるという行為は身勝手な裏切りや不義理。狭い業界内で永遠に指を差される軽貨物ドライバーとなる。
世の中には代理店加盟や総代理店加盟や特約加盟など希少価値がある加盟もあるが軽貨物運送で希少性のあるドライバー募集はまずない。どこも一緒。
稼げると思う気持ち、儲かると思う気持ち、そういったことは他人の言うことを鵜呑みのして他人の気持ちを真似事するのではなく、自分の物差しで稼げるとか儲かるとか感じればよいだけのこと。
当然だが働く社会なので売り手市場と買い手市場のことを理解しておかないと、頑張れば稼げるとか、苦労すれば儲かるとか、そんな間抜けな軽貨物ドライバーとなってしまう。
稼げます、〇〇万円の収入、これらの言葉がキャッチコピーで出てくる軽貨物ドライバー求人は間違いなくそのドライバー労働運賃からの送料ピンハネが狙いである。本当の人手不足ではない。それで軽貨物会社の社長や経営陣は仕事らしい仕事をせずに飯を食っている。
社員雇用ドライバーと業務請負ドライバーでは同じ業務内容で労働をしていても社員雇用とアルバイト雇用の違いのような身分の差を感じることだろう。
それ以下の立場で業務委託の人間は働くこともある。
人して有形でも無形でも関係会社に利益を残せる相応の能力が必要。仕事というのは自分のためにあるのではない。
業務委託だから労働時間は制限なく稼げると勘違いしている軽貨物ドライバーも多そうだが、そんなのは実態がみなし社員。個人事業主ドライバーはそんなグレーゾーンで生き抜いていく覚悟も必要だろう。