汗かいて納品先に感謝され喜んでいるような軽貨物ドライバーにはなりたくない。
仕事を感謝できる軽ドライバー。
人から感謝されるのではなく人を感謝することができるかどうかを大切にしながら私は軽貨物運送業をコツコツと営んでいる。
事業拡大を目標とはしていないので万人受けは興味がない。好き嫌いで物事を判断している。嫌な仕事取引は一切引き受けないが応援したいと直感する仕事取引は損得勘定抜きでも対応したい。
もちろんお客様から高い評価をされて感謝されることは大変に喜ばしいことではあるが我々軽貨物ドライバーは運賃を頂戴して荷物を集荷したり納品したりしている立場でありボランティアではないので感謝をされても面目ない。
気は心、それよりも一つの仕事があることに感謝をしたり、荷主企業のビジネスが発展することを喜んで感謝をしたり、荷主企業のスタッフにお礼や感謝をしたり、仕事関係者と共感する機会があることに感謝ができる仕事環境の維持が最高な状態だろう。
それがやがて事業や仕事の安定感と信頼感を生むことになる。
営業弱者同士の仲良しこよしグループや飲み仲間のような人付き合いは要らない。特に軽配送会社のアホずら集合の記念写真ほど恥ずかしいものはない。重要なことはそこような軽貨物ドライバー独特の孤独感と劣等感の気休めではなくて軽配送の仕事を通じた感謝への探究心である。
軽ドライバーは自分に厳しく。
人に感謝されるのではなく人を感謝できる仕事環境が希望でありそれを実現できるのは自分自身の実力や能力だと捉えている。無論、お金の稼ぎは黙って後から付いてくれば万歳である。
度合いは別としても軽貨物ドライバー業者の9割は自己中心な人間だと感じている。全否定はしないが労働者目線のドライバーばかりである。
当然だがどんな職でも経営者目線で仕事をすると自然とお客様ファーストの姿勢となるわけだが自分だったらこう考えるではなくて相手だったらどう考えるんだろうという目線で物事をナチュラルに考えることができるようになればいい。
良い結果は必ず出る。
軽貨物ドライバーの場合は荷主と荷受人の視点から物事を考えることができるかどうかが優秀さの物差しとなる。
それさえマスターすれば輝かしい学歴や輝かしい職歴が無くとも物流の仕事上で自発的な協力行動ができる人物へと育っていく。
仕事のできる軽貨物ドライバーはそこが一味違う。ああだこうだ自分の担当業務で愚痴や文句を言ったり卑屈に周囲に不平不満を口に出すことは仕事ではない。
さて、優秀な軽貨物ドライバーは取引先の先々で役立つ物流改善を考えたり取引先の将来を先取りした行動をとるようになる。
軽貨物ドライバーも一般企業で働いている社会人と同様に自分自身が嬉しい気持ちになれなければ人のことに目を配ったり人に優しくしたり人に協力したり人に手を差し伸べることはできないのだ。