軽貨物ドライバーの現実問題として心の豊かさを大事にするには仕事に感謝できる気持ちがあってなんぼである。
軽貨物ドライバーは貧乏。
欲しい物を手に入れる物質的な豊かさと程よく貯金をする金銭的な豊かさは数値で測れるが心の豊かさは客観的に数値で測ることは難しい。
自営業の軽貨物ドライバーはサラリーマンのように会社と仕事と生活の距離をとる甘えは論外。
世の中は金と欲。
地獄の沙汰も金次第という現実から逃げずに軽貨物運送のような日本経済の川下末端にいる仕事をしている人間は尚更で心の豊かさを大切にできる視点をきちんと持って仕事人生を強く生き抜いていくべきだろう。
仕事や事業により心の豊かさを手に入れるには自らの戦術的知能を問うこととなる。軽貨物運送業の場合、荷物を届けてお駄賃くれという労働者ドライバーでは心は豊かになれない。
実際はキツくてやり手不足の宅配系や弁当系や酒系の配送仕事を委託ドライバーにさせる軽配送業者ではやった分だけ稼げるなどと事業拡大やら人手不足をほざいてドライバー募集をしているが経営陣の当人らは荷物を抱えて配送の仕事すら一切せず掻き集めた委託ドライバーからの運賃ピンハネ軸で抜き取るお金の計算ばかりを日々しているのが実態。
お金のない軽ドライバー。
仕事欲しさでそのような軽貨物配送会社に配属して人参をぶら下げられる仕事環境だとドライバーとして配送現場で毎日全力で尽くしても尽くしたつもりにしかならず、元請け側で出荷量の変動や組織編成があれば都合よく委託切りという現実が待っている。
軽貨物ドライバーに学歴は不要だが馬鹿な奴は駄目。逆に言うと学歴に頼ることができない世界なので人よりも多くのお金と信頼を稼ぐならば戦術的知能が事業戦略のために必要となる。
戦術的知能を身につけるには時間がかかる。戦術的知能はセンスでもあり誰かに教えてもらうことでもないし誰かが教えてくれることでもない。
なお、労働者目線で働いていて事業戦略を描けていない軽貨物ドライバーは目先の戦術をどんなに考えても意味が出ない。
戦略と戦術は丁寧に背伸びせず現実を理解して自分の立場をリンクさせて事業勝算への知識を増やしていくこととなる。
だからドライバーファーストを想うなど自分不足でもあり恥ずかしい話であるのだ。
それを踏まえて現状の自分を見つめ直すことが必要となってくるが劣等感のある自分を見つめ直して現状打破したいという感じでは仕事環境の谷底から山頂には向かえないので中長期の経営者目線で何をどう変えるのかをきちんと計画したいものだ。
とにかく労働者目線は危険である。
軽貨物運送業はスモールビジネスであることからも短期的な課題は割と直ぐ結果の出ることが多い。
しかしながら中長期のテーマになると絶対的に乗り越えられない山も多々出てくるため諦めることも時として大切な考え方となる。
軽貨物ドライバーの在り方を客観的に感じながら自分が正しいと思い込まずに戦術的知能を習得していく流れが基本となる。
それは元ドライバーではなく現役ドライバーでなければ戦術的知識は身につかない。
軽貨物ドライバーの戦術的知識を身につける必要な要素は一般の企業に勤める会社員と同様に広範ではあり、集中力、創造性、専門知識、情報処理能力、問題解決知能、を自己評価することから始まる。
やればわかることだが戦術的知能は学習できるものばかりではない。
判断センスにより戦術的知能のつき方は大きく変わってくる。嫌なことだが結局は生まれ持った才能と成長してきた才能が最重要であるのだ。
その戦術的知能は深いテーマとされており、上を目指すには洞察力や記憶力、問題解決策の概念化、行為の一貫性、なども要素も自己評価していくことになる。
それが経営者の立場と会社員の立場との大きな違いだろう。
