軽貨物冷凍冷蔵車のエアコンガス圧やコンデンサーの点検

千葉で軽貨物冷凍冷蔵車の夜間修理 【軽貨物運送の検証ブログ】

軽貨物車の冷凍冷蔵車を使う配送ならクール便で食品やお弁当なども温度管理しながら配送仕事ができます。しかし、相応に日々の自己メンテナンスは欠かせません。

個人事業主の軽貨物ドライバーで本業のドライバーは軽バンではなく、軽の冷凍冷蔵車に乗っているケースが多くみられます。

本業のプロドライバーではないフリーランスなど単発で配送仕事をする副業レベルの軽貨物ドライバーの場合、仕事以外でも車両を遊びやプライベートで使いたいという感じで、業務用で登録している黒ナンバーの軽貨物車でありながらも、実体は優先が仕事ではないパターンの人たちもいます。

これ対し、黒ナンバーの軽冷蔵車や軽冷凍車を購入している人は、車両使用の目的を仕事使用とプライベート使用を混同せず、本職レベルのドライバーが多い黒ナンバーの冷凍冷蔵車ドライバーは、まさに、ザ・軽貨物という感じとも言えます。

もちろん、黒ナンバーの軽バンであっても宅配とか通販とかの荷物配送の仕事ならできますし、何はともあれ、毎日、配送の仕事を真面目に頑張っている軽貨物ドライバーも数多くいます。

しかし、街で見かける黒ナンバーの軽バンに乗るドライバーは、正直なところ、服装が私服だったり、靴がクロックスやサンダルだったり、背格好もニュースで見るような防犯カメラに映る犯罪者の如く帽子とマスクのような格好で変装をしていたり、ロン毛やピアスや髭だったりなどと、自由故なのかわかりませんが少し社会人としてプロ意識が欠如している軽貨物ドライバーがいることに違和感を感じているプロドライバーも数多くいます。

ただ、そのようなドライバーであろうとも会話をしてみると人間的に気さくでとても良い人な印象なのですが、なかなか見た目はイマイチという人が多いのも事実です。損しているわけです。

さて、幅広い仕事幅で対応するプロが乗る軽の冷凍冷蔵車は種類としては俗に言う冷凍車と冷蔵車がありますが、巷では一般的にクール便の需要そのものはアイスなどの冷凍配送ではなく、冷蔵での食品やお弁当の配送が大半ですので、温度自体は5度から15度前後で設定ができれば十分であり、軽の冷蔵車を選ぶことが軽配送仕事においては初期費用対効果上、無難にメリットがありそうです。

軽の冷凍冷蔵車とは、軽トラックの荷台が箱型のコンテナになっており、そのコンテナはPSもしくはPUの断熱ボード材が壁や扉の中でサンドイッチになっています。

庫内は断熱性だけでなく気密性も一応は確保されており、その断熱気密効果によって冷蔵機を可動させ回さなくとも、通常の乗用車と比べれば保温保冷の効果は少なからずあります。

しかしながら、冷蔵機を回さずにスイッチを止めてしまうと、夏場はすぐに30から35度前後までは庫内温度が上昇してしまいます。

それでも無断熱の乗用車のように60や70度になることは無いです。

お弁当を運ぶ場合には庫内のクーラーを15度前後に設定したりなど、通販などに宅配便の配送技術とは異なり、物に対する神経を使いながら配送をします。

さて、普段は軽車両の冷蔵機や冷凍機が正常に当たり前のように動いていても、毎日使うわけで、車両本体とは別に冷蔵装置の故障リスクも意識して仕事をします。

冷蔵クーラーが動かなくなったら荷物が傷んでしまいます。冷凍クーラーが動かなくなったら荷物が溶けてしまいます。

スイッチ入れれば良いだけということと、車両メンテナンスを意識する必要性は別個のテーマです。

プロドライバーは、できる範囲でしっかりと自分でメンテナンスをする必要があるわけですが、みんながみんな車の整備が得意なわけではありません。

整備士であろうとも、冷凍冷蔵車のような電気系は得意分野が大きく異なるので、車に詳しい知人が居ようとも、あまりあてにならないのが現実です。

街にある車の修理の工場でも冷蔵冷凍車を修理メンテナンスする場合には、相応に知識経験がない業者でないと、修理をせずに直ぐに部品の交換をさせられてしまいます。

どんな仕事の世界でも自分の商売道具の管理は業者任せにせず、自分でメンテナンスできる範囲は自分で学び、その意識と知識は自分の仕事を守る大切な要素にもなります。差別化ができない仕事ほど些細なプロ意識が重要です。

車が壊れたら修理工場で直す、では通用しません。冷凍冷蔵車の場合、車体本体のメンテナンスだけでなく冷蔵機のメンテナンスも必要です。

また、冷媒ガスの量は入れ過ぎもダメですし、高圧側パイプの詰まりも良くあることですし、コンデンサーのファン不良もよく聞きます。

おかしな症状を正確に把握して、一つ一つ原因を探っていかないといけません。

もちろん、冷凍冷蔵車の整備をするにしても、みんながみんなマニホールドゲージや真空ポンプや工具類を準備できるわけでもないですし、機械や電気や化学、得意不得意もあるでしょう。

さらに、多くの軽貨物ドライバーは日中で働いていますので、スポットではなく毎日定期に案件で働いているドライバーは日中は車を持ち込んで修理依頼もできません。

当然ですが、個人事業主の軽貨物ドライバーは社員ではない外注です。風邪であろうと、車の故障であろうと、極端な話、足の骨が折れない限り、請負の仕事を休むことは許されないと捉えるべきと言えます。

車も自分の体調管理も自己責任ですから、言い訳は通用しません。一見、厳しいようですが会社経営者では当然ですし、個人事業主も責任者として当然なわけです。

軽配送仕事のリスクは交通事故だけでなく、事態において人も代車も必要ですが、それでも車の修理工場に冷凍冷蔵車の代車があるところは非常に稀ですので、色々と仲間ドライバーや参加する会社ともリスクを考えながら仕事を選んでいくことも大切なノウハウなわけです。

従って、軽貨物ドライバーとして日常のメンテナンスも修理メンテナンスもチャンスは夜間なのですが、夜間作業は近所迷惑ですし、自分自身で夜間に車を整備できるようなスペースがない人が大半だと言えます。

まあ、ここまで難しく考えなくとも、どうにかしてどうにかなるわけですが、真面目に軽貨物の仕事をするという心構えは全てが荷主のためであり、それは稼ぎの維持と自己成長にもなりますし、すなわち自身への信頼獲得につながりますし、参加する会社組織の信頼と成長にもつながるでしょう。

エンジンかけて、スイッチ入れるだけではありません。

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