納品クレームで言い訳は通用しない

役務サービスであれ商品販売サービスであれ、売れればいい、やればいい、お金になればいい、といった意識がある販路や商流を使うと荷主企業やメーカーは事業イメージや商品イメージの低下を招くこととなり市場での競争力低下につながる。

荷主メーカーにおける商品販売は代理店や小売店や顧客に対して商品を出荷しておしまいというわけではない。もちろん届ければおしまいというわけでもない。

メーカー系で販売業務の責任者に携わったことのある人間なら当たり前の認識だが商品を運んでいるドライバーにはそういったビジネスセンスで仕事をしている人間は少ない。

ネット通販で沢山のモノが簡単に買える時代であろうも発送された商品の一つ一つが大切な商品であることに違いはない。

しかしながら配送する側はその荷物がケーキやお花であるならば大切な商品だという差別をしてしまう。精密機器やガラス製品ならば大切な商品という差別をしてしまう。

実はこれが間違いである。

物の種類で大切さを判断するのはセンスのない配送業務である。

荷物の大切さに大きい小さいがあってはならない。

どんなにたくさんの荷物を運んでいようとも一つの大切さは同じ。

こういったことは乱暴ではなく丁寧に荷物を扱えば解決できるのでどうでもいいこと。

重要なのはそこではない。

大切な荷物と大切な配送は同じではないことを理解して仕事をしなければならないという意識が大切であり、それを理解できていない軽貨物ドライバーははっきり言ってダメなドライバーであろう。

絶対に遅れてはならない事情がある配送もある。遅れても構わない配送もある。

この大別が重要でセンスのない軽貨物ドライバーはこの大別を失敗する。要するに報連相を徹底できる人間ならば普通に把握できることでもある。

きちんとした担当ドライバーはクレームを起こさない。

何かしらで納品クレームが発生した場合は担当ドライバーの言い分は通用しない。そんなのは一銭にもならない。

駄目な軽貨物ドライバーにビジネスモラルやビジネスルールを求めるのは難儀であるがどうせなら気持ちよく仕事ができる方が幸せであろう。

それに関係し、担当ドライバーのタバコ喫煙一つが荷主企業の営業妨害になる。

問題を起こしたり不義理をしたドライバーの事実は触れが関係者に回るので駄目なドライバーは自分なりに積み重ねてきた努力や信頼を一瞬でゼロ化する。

言い訳と嘘はプラスに作用することはない。

自身の稼ぐ効率だけしか考えていない個人ドライバーは淘汰される。

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