軽貨物ドライバーが抱く不安と疑念と理想

個人事業主ドライバーが安定を強く求めなければならない理由は成長のためである。

安定は成長するため。

会社経営者や個人事業主は会社や事業を守るためにサラリーマンや公務員が自分や家族を守るのと同様に会社や事業の安定を最優先で欲しがる気持ちになることは珍しくない。

だがしかし会社経営者や個人事業主が安定を求めると矛盾も増えてしまう。

安定を考えれば守りに入ることとなる。守りに入れば新しいことを攻めて挑戦する行動を自然としなくなる。

これはこれで聞こえは悪い。

小金持ちな人間は会社経営や事業は守りに入ると良くないなどと口にするが貧乏人の現実は明らかに違う。安定を求めると衰退するなどというのは全くの戯言。

当事者が貧乏人なのか小金持ちなのかでやるべきことや考えるべきことは180度違ってくるのだ。貧乏人は小金持ちの表面的なことを真似してもうまくはいかないし真似ができても成功には近道で辿り着かない。

個人事業主ドライバーの多くは金持ちではないだろう。大別すると貧乏人が多いのは言うまでも無い。そこそこ目先のお金は稼いでいてもギャンブルなどの散財やプライベートが宜しく無い。

結果、駄目な感じの軽貨物ドライバーは仕事で妙に仲間を求めたり群れたり知り合いを増やそうとしたり傷を舐め合う傾向がやたら強い。

貧乏な感じの個人事業主ドライバーならば成功した人間の言うことを真似するのではなく成長するために守りの武器を手に入れることに注力すべきと考える。

軽貨物の個人ドライバーという立場で守りを知らない奴はどんどん攻めてお金を暫く稼いでも多重下請けの軽貨物委託会社の腹黒い経営陣の鉄砲玉みたいな感じに陥ってしまう。

安定を目指すことは決して悪ではないし衰退でもない。

貧乏人な感じの多くは経済の底辺で仕事をしているのでそれ以上の衰退は殆どない。まずは守りに入る実力を身につけるべきだろう。

ただし、ハイギアな状態で守るのかローギアな状態で守るのかニュートラルな状態で守るのかが結構重要なセンスとなってくる。

自分自身の身体と神経と精神に向き合いながら少しの無理と少しの無茶をしながら安定のために現状打破すべきだろう。

守りを手に入れれば大胆な挑戦もできるようになる。守りを手に入れなければ小さな挑戦すらが困難で現状維持が精一杯である。少し努力すればどうにかなる。

軽貨物の個人事業主ドライバーで貧乏な感じならば最低限の安定を確保して安定にしがみつくことのないよう注意しながら小さな挑戦を続ければよいだけの話である。

勿論のこと、身体ストレスと神経ストレスと精神ストレスの耐性を丁寧に向上させておかなくては結果的に結構ボロボロになる。

いずれにしても安定にしがみつくのは良くない。

駄目な軽貨物ドライバーの典型だが仕事があるのが当たり前だと錯覚をする。慣れると実力もないのに仕事内容の批評や周囲の批評をし始める。そして干されてフリーランス風の浮遊ドライバーと化す。

配送仕事も信頼もベルトコンベアに乗って流れてくるものではないのだ。

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