軽貨物ドライバー同士で仲間と称したり同業者と群れて付き合うことはビジネス的や時間的に一切無駄。
過不足なく目的を果たす。
事業や仕事は過不足なく目的を果たすといったバランス思考でごく自然に働く姿勢を身につけることが大事だと私は考えている。
事業や仕事では営業弱者の似た者同士が群れても、馴れ合い、グル、なあなあ、そういった状態に陥るだけである。
常態化すると同じ境遇の人間を見ながら自分は大丈夫だと錯覚してしまう。正しい結論だけを求めてしまい正しい根拠が見えないままで軽貨物ドライバーの仕事をすることとなる。
負と弱の連鎖は組織崩壊。
確かに、協力しあう、助けあう、人との関わり、人との繋がり、それらは自分が困ったときに努力せず甘えて楽をすることは可能となる。その場凌ぎである。
しかしながら立場の弱い者同士が事業や仕事で、協力しあう、助けあう、そういったことをすれば足の引っ張り合いとなるだけ。
そういった仕事環境を客観的に見ると足を引っ張り合って必至に生きようする危機的状況なのである。
そんなことでは事業勝算が高まらない。
軽貨物ドライバー業者など街中に腐るほどいる。ビジネス的にも時間的にも無駄なので無闇に知り合いのドライバーを増やしたり、仕事欲しさに何社もの軽貨物配送会社と面談して契約したりすれば自身の価値と下げて浮気性ドライバーとして信頼感はゼロ化する。それで成長はお仕舞いとなる。
私は共存共栄を信じていない。事業上で共存共栄と聞くと胡散臭く虫唾が走る。
余程の財力や地位を持つ実力者でないならば共存するなら共苦ができる精神状態で事業や仕事を邁進していくこととなるだろう。
強い気持ちや高い志のある者同士であったり何かしら人間力や営業力に長けた人間に寄り添って共に苦労して仕事や事業の勝算を高いものにしていくべきであって、それが仕事人生で成功の近道になるだろう。
過不足なくだ。
軽貨物運送業は自分所有の荷物ではない人様の荷物を預かって配送する立場である。
仕事をしていると能力や実力も無いのに自身の浅い経験で自分のやり方を主張する業務請負ドライバーとも配送現場で接することもある。
そんな人間は、
- 仕事でミスをする。
- 何かと言い訳をする。
- 他人の話ばかりする。
- 自分の話をしない。
我々は荷主企業のビジネスを物流面でフォローして荷主企業のビジネスに貢献や応援ができる能力と実力が必須となる。微力であろうともだ。
それがクライアントへの稼働安定感の提供に繋がっていくわけだが優秀なドライバーであろうとも身体は一つしかない。
同時に2台の軽貨物車を運転して仕事はできない。
- 意味が出ない取引。
- 意味が出ない仕事。
- 意味が出ない稼ぎ。
業務請負で働く立場であるならば事業運営であったり会社経営を強靱化する観点で単にお金を稼げるだけの取引で時間を費やすのは勿体無いこととなる。1日は24時間しかない。
お金だけの仕事をするなら寝ていた方がマシだと思う。
一万円の仕事よりも五千円の仕事の方が大切というケースが多々あるのだ。仕事を読むということをしないと大成や前進はできない。
仕事や取引の価値を見抜くのも営業センスや事業センスだが、取引や仕事の目利きができればやがて自身の仕事冥利となって取引先と仕事現場で阿吽の呼吸が完成し安定と安心が共有されるのだ。
調子に乗って特需に乗っかったり次から次へと新しい取引を増やしたり新しい人間関係を増やすのは現事業が安定していないのに新しい事業に手を出すようなもの。それは高い確率で中途半端に終わる。
今日は良くても明日が悪ければ何がどうなるのか、今月が良くても来月が悪ければ何がどうなるのか、今年が良くても来年が悪ければ何がどうなるのか。
概況の良し悪しは自分に都合よく解釈して前のめりにならず丁寧に冷静に先々の勝算を感じ取ることが基本だろう。
必ず結果が出る。
だからこそ、嘘をつかない、報告と連絡と相談をする、ありがとうが言える、ごめんなさいが言える、ということをきちんとすることが最重要なのである。
業務請負である限り、疲れて体調が悪くなったとか腹が痛いとか頭が痛いとか肩が痛いとか腰が痛いとか酒を飲んだので怠いとか、自己管理責任の言い訳は一切通用しない。
できないことにできない理由は関係ない。できる理由だけが必要であり、
ビジネスの戦友は戦う目的で集まってこなければならないのだ。