荷主から直接依頼された仕事ではなく利用運送の運賃ピンハネ軽貨物配送会社が元請けや一次請負で絡んでいる仕事のアンダー請負は不義理やビジネスモラルに欠如していることが多い。
利用運送の軽配送配送会社に不義理をされて馬鹿を見ることのないように一線を引く稼働スタンスは個人事業主ドライバーの健康経営では基本。
私も嫌いな業者がポツポツとあるが軽貨物運送業界のことで時々ドライバー業者同士でテーマになるのが商社不要論。
私は過去に異業種で荷主メーカーの立場で北海道から沖縄まで日本全国でクライアントの新規取引開拓を長期間してきた経験もあり、大手メーカー、大手の総合商社、各県の地場で有力な専門商社や有力問屋まで数多くの取引関係を構築しながら取引関係を深くすべき会社の模索であったり懇意にするメリットやデメリットを仕事上で様々に感じとってきた経験がある。
若いころの仕事では取引相手先の事業規模は数兆円規模や数千億規模といった大企業、数百億規模の中堅企業から数十億規模の中小企業、街の小売商店まで様々な顧客と付き合いをしてきたのでそれで得たきた仕事取引のノウハウはその辺の一般的な軽貨物ドライバーなんかよりは多く持っているだろう。
やはり餅は餅屋です。仕事や事業においても物事はそれぞれの分野の専門家に任せるのが良いというのは本当の話ですし、仮に素人が上手にできたとしても所詮は素人仕事というわけです。その中で色々と挑戦して事業勝算を高いものにしていくのです。
大企業の総合商社や中堅企業や専門商社や地場の有力商社は経済の川上にいることが多いですが、その道のプロと言っても過言ではない歴史や組織を持ち、役員や営業マンや事務員や新入社員まで一人一人が会社の看板を背負うかのように仕事をし、仕入先を守って販売先を守るという基本中のキホンが維持できるピカイチな印象がありました。
ところが、軽貨物配送業界では名の通っている会社ですら中小零細企業ですし、業種や事業規模は別の話としても立派な企業と言えるところは一社もありません。
やはり経済の川下で経済の末端でもあり、マインドを作れるような事業主や経営者は軽貨物業界にはいないというわけです。
軽貨物運送業のように経済の川下や末端での事業や仕事は余程のマインドを作らない限りコストを価格転嫁できないので、営業弱者の多くの企業はコストを吸収してしまい利益が圧迫する立場です。
末端の軽貨物ドライバー業者はまさにこれです。
さて、軽貨物運送業でいう商社不要論とは自社でハンドルを握って荷物を運ばないような利用運送の軽貨物配送会社のことです。
街中で頑張る多くの軽貨物ドライバー業者を苦しめているのがこれです。都合のいい時だけ利用しようとする会社です。
個人事業主の軽貨物ドライバーが負わされている責任と貰える対価の均衡が不釣り合いとなっている理由そのものなので、不安定な稼ぎや仕事の委託切りが続く軽貨物ドライバーや業者はそういう利用運送の軽貨物配送会社の案件には絡まないようにする健康経営ができるよう個人経営の在り方を見直すべきでしょう。
BtoBとか BtoCとかマッチングだとかああだこうだとシステム的なことを語ったりして自社では汗をかいて荷物すら運ばず下請けの末端ドライバー業者や個人ドライバーに配送業務をさせて運賃をピンハネするために元請けで介在しようとする軽貨物の法人会社がポツポツとあります。
特に冷蔵チルドの軽貨物案件ではこういった多重下請け構造の悪しき商習慣が古い体質として業界内に残っています。
単純な話、そういう会社が軽配送の仕事を地味でキツい仕事にしている元凶と言って過言ではありません。
また、世間ではドライバー人材不足が一部で騒がれていますが、実態はそういった御用聞きの利用運送の軽貨物配送会社が自ら配送しない仕事を売り上げ欲しさで安請け合いで受注し、それを右から左に丸投げができなくなっているからドライバー不足なのです。
特にですが軽配送の冷蔵配送は悪しき多重下請け構造によって仕事の流通自体の仕組みがナンセンスなのです。
その悪しき商習慣にぶら下がっている二次請負や三次請負の軽貨物配送会社の法人もあったりするので、最終的に末端の個人事業主ドライバーはギリギリの運賃コストで配送業務を強いられています。
決して軽貨物ドライバー不足が深刻化しているわけではないのです。
朝早く、夜遅くまで仕事をして結果を出そうとしている末端の軽貨物ドライバーや軽配送業者を何だと思っているのかということなのです。
私自身は事業拡大路線ではなく拡充路線なので荷主様と直接取引が基本ですが、元請け会社や一次請負の会社のアンダーで入ってお世話になる現場もあったりします。
ただ、問題が出てくるのはアンダーで入る案件なのは言うまでもありません。
問題とは配送クレームだとか実務的なこととかではなく元請け会社や一次請負の会社ではその案件が軌道に乗ってくると売上に目が眩んで目論みがブレやすいので現場の心とギャップが生じてくるのです。
軽貨物ブログでは幾度と語ってきましたが共存共栄を語る業者の言うことは信頼してはいけません。
協力会社募集だとか協力して欲しいといったことを平然と口にするような軽貨物配送会社や業者も信頼してはいけません。
軽配送業界のように営業弱者が集まるビジネスでは立場を握っている側は簡単に裏切ります。
軽配送はアナログな仕事です。共存共苦や一緒に配送仕事で汗をかいていけることを大前提にできる取引関係や人間関係だけに絞っていく必要があります。
当然、軽貨物業界では無闇に知り合いの多い人は信頼できません。ドライバー業者は身体一つで稼ぐ仕事ですから義理を大切にできる関係先のみで十分なのです。
- 好意に対する返しの義理。
- 信頼に対する呼応の義理。
- 意地としての義理。
重複しますが軽貨物ドライバーの仕事はアナログです。個人事業であろうと法人経営であろうと丁寧に義理を基本に取引をすれば様々なことはどうにかなるわけです。