軽貨物運送業の三現主義と時価運賃

軽貨物運送業を営む経営者は現場と現物と現実の三現主義を現役ドライバーとして捉え続けないと顧客信頼度は向上しない。

軽ドライバーの本質。

軽貨物運送業に限った話ではないが経営の世界では現場と現物と現実の三つに大別しながら事業の改善策や問題解決策の本質を見抜くわけだが軽貨物運送業の場合にはそれに加えて「現役」のドライバーでなければ仕事ニーズの本質すら見抜くことができなくなる。

軽貨物運送会社の経営者は小銭を儲け始めると自ら荷物を運んで汗をかいて稼ぐことをしなくなって一丁前に社長ズラして机上の計算で金儲けを目論むようになる。

小銭を掴むと色気を出して副業に手を出したりなど本業の成長基盤をゆるゆるにさせてしまう経営者も少なくない。

まさに三現主義から程遠い経営姿勢による勢い任せな机上経営の末路である。

必ず現場に足を運び、必ず現物を手に取り、現実を自分の目で見て確認する。この三現主義は軽貨物運送業やトラック運送会社の経営者にピッタリの言葉にも思える。

個人事業主ドライバーにとっても三現主義は切って切れきれないテーマだが個人事業主ドライバーの場合は実力が人並みレベルなのに仕事に慣れただけで調子に乗って自分の利益を軸にした思想で業務を批評したり、仕事案件を自分に都合が良いように解釈して批評する人間も多い。

配送の仕事は軽貨物ドライバーのためにあるのではない。

輸配送ニーズは荷主企業の業績が維持向上されるためにある。

従ってプラスアルファで何を提供できるのか、相手にどんな利益を与えることができるのか、を工夫して考えなければならない。まさに金勘定ではないのだ。

その辺のことを理解していない個人事業主ドライバーが異様に多く感じるがそれが軽貨物運送業界全体の問題点でもある。

仕事ができて仕事の意味がわかる個人事業主ドライバーはもっと沢山の売上収入を稼げてもおかしくない。

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