ワークライフバランスと業務請負ドライバーの現実

愚痴は口には出さずに実力のある軽貨物ドライバーは仕事も頑張ってプライベートも充実させている。

両立という考えは甘い。

日本経済の川下、流通や経済の末端で業務請負の配送仕事で働く軽貨物ドライバーが人望や人脈や個人事業の実力や会社経営の実力がないのに仕事とプライベートの両立を考えるなど甘過ぎるのは当然と感じる。

綺麗事のワークライフバランス実現を謳ってドライバー募集をするような軽貨物配送会社もあったりするが、社員雇用ドライバーならまだしも業務請負ドライバーという下請けの委託業者であるにも関わらず、残業はできるだけ少ない方がいい、休日を確保できるようにしたい、自分のペースで働ける環境がいい、それでいてお金の稼ぎも希望通りになどと言う人間に優先して仕事を発注するわけがない。

ワークライフバランスとかではなくて、ささやかな幸せが酒だったり、ギャンブルだったり、そんな感じの軽貨物ドライバーも少なくないと思われるが仕事は仕事。

やると決めた仕事や職はきちんと何年でもやり続けてこそプライベートの充実は自然ときちんとしてくることだし、覚悟の大きさは成長の差に現れる。

当然ながらプライベートを充実させるにしても現実問題はお金。それが世の中でもある。無理してでも働いてお金を手にすることとなる。

資産であったり毎月収入のお金が足りてなければプライベートの充実も続かないため、仕事で自分の信頼感を安定させ、お金の収入を充実させたりキャッシュフローを安定させるために仕事での努力や我慢がワークライフバランスで一つの突破口となる。

業務請負の配送仕事は愚痴や反発ではなく順応、耐性つくりである。

業務請負で働いている軽貨物ドライバーはサラリーマンではないので多くの仕事を覚えれば多くのお金を稼げる道筋はできてくる。

しかし、フルに働いてしまえば新しい仕事内容を覚える時間はなくなる。仕事の休みをプライベートに使ってしまえば新しい仕事を覚える時間はない。

これが成長の分岐点。

成長して仕事を充実させるには1日30時間くらいが必要となってくるのだ。

具体的に時間計算の根拠があるわけではないがざっくりとした経験上で実力をステップアップさせる時期には1日6時間ほどが足りないイメージがある。

単純に寝る時間を普段より6時間ほど削ることとなる。

サラリーマンではないので当然ながら成長しなければならない時期に仕事の休みをプライベートに使うほど間抜けではない。

業務請負で働く軽貨物ドライバーにとって寝る時間こそ宝。好きで働いてなんぼ。仕事ができる人ほど暇をうまく作っても暇にはならない。

個人事業主は仕事を受注したくない奴は仕事をしなければよいだけのこと。業務委託や業務請負の世界でブラック企業などは存在しない。

だがやると決めた仕事案件は足の骨が折れない限り何があっても業務遂行する義務があると考えても大袈裟ではない。また、仕事の依頼を一つでも断れば新しい仕事の優先的な声がけはなくなって信用だけでなく信頼もやがて失うのも当たり前。

街中で代わりの軽貨物ドライバー業者など腐るほどいて頑張っているのは決して自分だけではない。

様々に職での立場を考えるとワークライフバランスは身体の疲れ、精神の疲れ、神経の疲れ、三大ストレスを毎日の睡眠で回復できるかが勝負となる。

運送業界や物流業界は365日24時間ずっと止まらない世界、どんな内容の仕事を担当しようと郷に入れば郷に従えである。

休みが無いなどと周囲に愚痴っているようではお前はアホかの世界。

業務請負で働く者は仕事を休むということはかなり慎重に考えなくてはならない。仕事を詰め込むということも慎重に考えなくてはならない。

個人事業主の軽貨物ドライバーは休日なく働けるのがメリットであり、好きな時に働けて自由に休めるなどは大きな勘違いである。

半休をダラダラと過ごせば疲れは溜まる一方であろう。多くの軽貨物ドライバーは生活の裕福さは乏しく、仕事を成り立たせることだけでも精一杯であり、もちろん生活のことを切り離すこともできない。

馬鹿丸出しにはならないようニーズに合わせて実直に働き抜くことが大事なのである。ベースである。

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