軽貨物配送というニッチの業界でも営業力の高いビジネスパーソンには様々な共通点が存在し、営業リスクやコストに対するリターンについても事業展開させる内容によって手法は大きく異なる。
個人事業主の軽貨物ドライバーがはっきりと目に見える成果や結果を出すには、高い営業スキルを持つことと、自らの営業力を更に高めるヒントをどこから入手できるかが大きなポイントになる。
スマホを睨めっこして、懸命にネット検索やアプリや掲示板やSNSや動画を閲覧しても大事な自分だけの自営ノウハウは見つからない。他人の真似事では営業は通用しない。
もちろん、多くの軽貨物配送ドライバーは高い営業スキルなど殆どの人が持っていません。それを持っていたら軽貨物配送ドライバーの職など選ばないのが現実か。
という事は、個人事業主の軽貨物ドライバーとして他人と差別化したくさんお金を稼ぐならば、高い営業スキルを身につければ、後は、物流を覚え、各エリアで様々な荷物の配送スキルを実践で学び、配送ドライバーのセンスを身につけるだけで十分に人一倍稼げるだろう。
- 軽貨物ドライバーの営業スキルとは。
先日、時刻は夕方、6歳か7歳くらいの男の子が数名と女の子の1人が納品先マンションの階段入り口付近で遊んでいたところを邪魔しないように避けながら階段を登って荷物の配達をした際、遊んでいる女の子が男の子たちに「この遊びつまんない〜、他の遊びをしたい〜」と言っている話声を通りがかりに聞いた。
一瞬、子供たちのことを見てみると、何やら、地面にカードを何枚も広げて洋服のまま寝そべって遊んでいる。
- この遊びつまんない、他の遊びをしたい。
子供たちが遊ぶ中でごく当たり前の光景かも知れないが、私は、ふと、その女の子の主張に考えさせられた。
遊びと仕事の違いです。
恐らく、女の子は友達と遊んでいるのはとても楽しい、けど、他の種類の遊びもしたい、ということだろう。
地面に寝そべって笑いながら言っていたので、嫌で怒って泣いてるわけではない。
晩御飯が用意されるまで近所の友達と外で元気に楽しく遊んでいる、きれいな心は羨ましい限りです。
- この仕事はつまんない、他の仕事をしたい。
- この仕事は楽しい、他の仕事はしたくない。
私の場合は年齢もミドル層となり、今では仕事思考や仕事の野望が衰えてきましたが、若い頃から仕事上では起業家気質があるため「つまんない仕事はしない」というのが今でも当然の自分ルールです。
なので、やるならやる、しかありません。気持ちではやれない理由を並べずに、やれる理由を増やしていきます。
もちろん、時間や物理的にどうしてもできないこともありますが、怠い、眠い、疲れた、割りに合わない、という理由には負けなくは無いと考えます。
とはいえ、楽しかろうと仕事には成果や結果が必要です。
得るものがお金でろうと、技術であろうと、地位であろうと、名誉であろうと、野望達成であろうとも、成果や結果が中途半端になるのは良くない気がします。
女の子の言う「この遊びつまんない〜、他の遊びをしたい〜」は楽しく遊んでいた男の子数名の中では少数意見だと感じましたが、私が配達を終えてその場を去った後、その後、女の子の主張の通りに違う遊びをみんなと楽しくできたのではないか、と想像します。
個人事業主の軽貨物配送ドライバーとして業務請負能力をスキルアップするには、前と後ろだけではなく、右にも左にもヒントや工夫アイディアがあるものだと深く考えることができました。
自分の周りのヒト、モノ、カネ、情報、他人の仕事人生を覗き見ることでも自分の仕事人生において現行で大切なもの、これから大切にしなければならないもの、が見えてくるかもしれません。
営業上では仁義や信頼、それのために効率を無視する売上や忙しさも必要なことだと改めて感じました。