子供の頃に将来は軽貨物というかトラックの運ちゃんになるんだというような夢希望があったわけではない。
成人して働く社会人になってからもトラックの運ちゃんなんかは落ちこぼれがやる仕事だと思っていた。
働く社会人として落ちこぼれの受け皿的な仕事であることに間違いはない。綺麗事は抜きとして良くも悪くも雲助というやつである。
軽貨物ドライバーの仕事は、会社をリストラされたり、会社をクビになったり、会社が倒産して他に就職するアテのない落ちこぼれの中年がやる仕事である。社会的地位も低い。
トラック運転手とは異なり軽貨物ドライバーは社員雇用ではない業務請負の委託ドライバーとしての働き方が大半なので言い方を変えれば完全歩合制。
落ちこぼれでもできる受け皿的な仕事とは言っても仕事能力を上げないと収入は上がらない。
自営の立場なので寝る時間を切り売りして働くことが多くのお金を稼ぐ術となる。
街中で頑張っている軽貨物ドライバーは世間に見放された人や変わり者で偏屈な性格の人や刑務所の出所者も珍しくはない。元経営者といったズル賢さが染み付いている人もいるだろう。
とは言っても仕事は仕事。
苦労を重ねながら真面目に我慢と努力をして個人ドライバーとして自立してお金を安定的に稼いでいる人もいる。我が国の平均年収を超えるお金の稼ぎを得ている個人ドライバーも少なくない。
苦労、努力、自分で生きる方法さえ仕事を通じて学べば落ちこぼれであろうとなかろうと軽貨物の個人ドライバーとして通用する。
私自身、現役で働く1人の軽貨物運送業者としての事業勝算は我思う故に我ありとなる。
落ちこぼれであろうと雲助であろうと仕事関係では疑う余地があるものは捨てながら確かなことを見つけていくには、確かではないと認めている自分を信じることで色々な好転が始まっていく。