制約条件を知ろうとする姿勢がない業務委託ドライバーは淘汰される

便利屋としての配送 【軽貨物運送の検証ブログ】

この配送ドライバーは信頼できる、この配送ドライバーと付き合うとメリットがある。軽貨物配送の業務請負で仕事受注の決め手となるのは企業看板ではなく完全に「自分ブランド」である。

仕事柄、東京都や神奈川県や埼玉県や千葉県で朝昼晩で異なる配送現場で同業他社の軽貨物ドライバーさんや運送会社のトラック運転手さんや物流センターの方々などと日々接していますが、私が担当する配送現場では、暴れたり、怒鳴ったり、口が悪い感じの人は見かけません。

お世話になっている協業会社様や協業ドライバーさん、取引先や荷主企業様、私の周りでは全員が良い方々なので私は個人的にとてもラッキーな仕事環境で軽貨物配送の業務を遂行することができています。

しかし、知り合いの軽貨物ドライバーさんと雑談をしていると、どうやら、私の見知らぬ配送現場では業務請負ドライバーのみんながみんな幸せな仕事環境だとは言い切れない現実も耳にします。

  • 現場の文句を言う
  • 現場の不満を言う

まず、業務委託の軽貨物ドライバーとしての仕事能力が低い人ほど現場や案件の文句や不満を口にします。

仕事能力は配送のうまさや納品スピードなどの配送スキルではありません。仕事への理解です。

案件の不満や文句を周囲の人へ口に出してしまうレベルの軽貨物ドライバーさんは、そもそも社会人として仕事耐性が弱く、自分はやってるつもり、自己中心、公私混同、自分勝手を認識していない我儘、そしてハッタリで自分のメッキが暫くすると直ぐにバレて剥がれるタイプと言えます。

  • 自分と周りの努力は空回りさせてはいけない。

配送業務上で問題やクレームは一回だけなら構わないという勝手な意識を持っていたり、大丈夫だろうと思ってモラル違反や御法度をしたり、それらは一度でもそれをすれば完全にアウトです。社員やバイトではない業者委託ですから誰も助けてはくれません。

また、嫌々で仕事をしていること自体が自身の仕事能力不足だということをわかっていない軽貨物ドライバーも浮遊ドライバーの予備軍です。

そういった業務請負の軽貨物ドライバーは迂闊に現場をクビになってから心を入れ替えようとしますが、内向的な人、外交的な人、それを問わず一度でもクビになるような業務請負ドライバー業者は何度もそれを繰り返すので、浮遊ドライバーと化すパターンは続き、条件の良い案件はどんどん遠ざかります。

そういう駄目な業務委託ドライバーが耐えられずに口に出して不平不満を言っている根本的な懸念が、ぬくぬく育ちのドライバーファースト目線です。

それでいて一人前に単価が割りの良い案件を探すわけですから、何とも情け無い話です。お客様や荷主企業様や取引関係者に信頼されなければ割りの良い案件など手にすることはできません。当たり前です。

この軽貨物ブログで何度も言ってきましたが、個人事業主という主の立場の仕事で不満などは論外であり、嫌ならやらない、やるならやる、やらないならやらない、頼るときは頼る、仕事へ感謝する能力を持つ、ただそれだけです。

個人事業主ドライバーはただでさえ立場は弱いので仕事上では様々に不安が募ります。そういう状況で不満を周囲に口にすることは自分にとってマイナスにしか作用しません。

事業は個人であれ法人であれ「ちょっとでも前進」していかなくてはなりません。それが成長です。

従って、現場の文句を言ったり、現場の不満を言ったりするような業務委託の軽貨物ドライバーは「一歩進んで二歩下がる」ことになるわけです。

そう言うドライバーは担当仕事がうまく登り始めた感じになっても、登り方が悪いのか後ろが崖になるわけです。

怖がって文句を言って逃げ出し、余計なことを考え、浮気ドライバーと化して旨味のある案件ばかりを追い求め、御法度を繰り返し、やがて、仕事で進む道の選択肢がなくなるわけです。

簡単にいえば、仕事が下手な軽貨物ドライバーは直ぐにストレスを溜めてしまうのです。

自分の思い通りにならないだけで卑屈になったり、いちいちイレギュラーに文句を言ったり、悪口や陰口を言ったり、勘ぐったり、最悪のケースでは仕事で生き残ろうと御法度をして仕事案件を失ったり。

個人事業主であろうと、零細企業の経営者であろうと、中堅や中小企業の経営者であろうと、大きな会社の経営者であろうと、取引相手の成長と一緒に自分の成長を守り、有形無形や金額の大小も問わずに利益を守ることです。

仕事の文句を言うなど、自分と周囲の利益を守ることに繋がらないので全く必要が無いわけです。

  • 相手の信頼に傷をつけてはいけない

正直なところ、信頼はとても大事ですが信用は放っておいて構わない気がします。お金で買える信用ではなく、信頼されることと信頼することが大事なのでしょう。

もちろん、事業では弱い者同士の助け合いは120%駄目です。そんな意識では競争社会の中で強く安定して稼げません。

助け合いではなく、信頼し合うことで仕事のミスが減り、営業評価としてもシナジーある効果となります。

それが仕事姿勢です。

信頼関係の構築は簡単なことではありませんが、その成功はまさに仕事冥利であり、心強くもなれます。

個人事業主の軽貨物ドライバーはその重要性を真剣に考えた上で思う存分に稼いでいくべきでしょう。

軽貨物ドライバー供給を増やして大規模展開を目指さなくても、事業ノウハウさえあれば、個人事業でも高収益となる健康経営の実現は可能です。

あくまでお客様、荷主企業様があってこそ軽貨物配送の仕事ですから、配送を請け負う軽貨物ドライバーが自分のことや旨味を優先するとすぐに結果に出てしまいます。

荷主企業様や取引先の心を掴み、動かし、選ばれるようになることが自営での最初と最後のノウハウです、と思います。

そして信頼は継続的なお付き合いに発展していきます。それは収入の安定にもなります。

シフタープロ「考えられた軽配送」の実現とはそういう志からスタートします。難しいことではない筈です。やればできることばかりです。

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