自分ができる仕事の標準化をせずに仕事を待っているアホな個人事業主ドライバー

軽トラックの軽貨物 【軽貨物運送の検証ブログ】

千葉県で軽貨物チャーター便の依頼を受けながら荷主様や取引先からの要望を今以上に応えて結果を出すために、シフタープロ便で私が理想とするべき協業いただきたい軽貨物配送会社、協業いただきたい軽貨物ドライバーの質を考えた稼働体制を整える。

軽貨物チャーター配送を千葉県で実運送するために重要なことは荷主様が要望するタイミング、利便性、値ごろ感、にフィットすることだと考えます。

と、その前に、軽貨物ドライバーは荷主様の大事な商品など人様の荷物を一時的に預かる仕事であり、荷主様を代行して荷物をお客様にお届けする業務をすることからも、軽貨物ドライバーには接客能力が配送能力と同じくらい重要視されます。

タバコを吸わない、茶髪、髭を伸ばしたりピアスをしていない、という一般企業と同様に働く社会人として最低限のルールを守っていることはドライバーの質として当然のことですが、明るく挨拶や愛想の良さを人並みにできれば、あとは、配送業務を実直に遂行するだけです。

配送の仕事を請負する業者側やドライバー側は、タイミングよく、利便性よく、値ごろ感のある受注、この3つに対応さえできればあとは深いことを考えなくても新しい仕事の受注は可能性です。

しかし、

簡単なことのように感じますが、タイミングよく、利便性よく、値ごろ感のある受注、この3つの条件を整わせた仕事っぷりは非常に難しいのが身体一つで仕事を昼夜している個人事業主軽貨物ドライバーの現実です。

お金のために非効率に稼働して貧乏暇なしで働いているといつまで経っても事業ができず仕事しかできません。

今は難しい、今はできない、そんな自分都合でいろいろなことを決めていたり、他人の経験で仕事の難しさを判断したり、才力もないのに保身のノーリスクを優先していたり、そういう状態でヒト、モノ、カネ、そして情報を潤沢に持たない個人事業主ドライバーや零細の軽貨物配送会社に新しい仕事請負を有意義に進捗できるなど到底あり得ません。

私は兼ねてから唱えていますが、個人事業主による軽配送は経験知識から思考へ尺度対応する時代へと現実的になっています。

起業家のスタンスを持つ者にとっては貧乏暇なしほど時間の無駄はありません。

先見の明を意識する起業家肌でやるべき仕事案件を選ぶならば、千円高いとか安いとか目先のお金で請負基準を考えず、「現在進行形で有意義な稼ぎになる案件なのか」「意味のある地区での取引先なのか」「意味のある取引実績になるのか」「仕事と事業のノウハウを蓄積できるのか」をポイントとする働き方もあるわけです。

1000円安くても、500円やすくても、身体と神経と精神のストレスをキープできる仕事環境を優先するべきと考えます。事業は仕事ではないため、日当いくら、時給いくら、で決めることではありません。

軽貨物ドライバーの仕事はお客様に商品や物を売る仕事ではなく、配送という労務の対価をお客様に売り込む仕事ですから、自身が作っている事業計画書の通りに事業展開する準備が整えば、配送仕事のようなニーズのある営業開拓は至って簡単なことです。

メーカーや一般企業のように自社の商品を日本全国に普及させたり、新しい商品の伝道師となったり、良いものの普及啓発、世の中にないような商品開発や技術開発を支援する行動や指導などとは、営業成果の答えを出す難しさの訳が違います。

個人営業の軽貨物ドライバーの場合、自分自身の配送経験や配送テクニックや自分の魅力を買ってください、何か仕事ください、ということではなく、荷主様や元請け会社様や取引相手の仕事ニーズに自分を寄せていくという教えを大事にし続けることの方が事業成長の歩幅を期待できます。

勿論、事業は段取りや準備など助走する意識も大事なことです。チャンスや時がくればダイナミックに事業を動かすべきです。

其の場凌ぎで稼ぐお金欲しさ、仕事欲しさ、こういう焦りで背伸びして新しい仕事案件に突入をしても、数ヶ月、一年と保たないでしょう。

事業主や事業者の知恵や戦略が甘いと取引先との取引先関係も直ぐにメッキが剥がれます。

いずれにせよ、

  • タイミングよく
  • 利便性よく
  • 値ごろ感のある受注

この3つの条件は新規取引をする上で最低限でフィットさせなければ、幅広いノウハウが積み重なっていく仕事を受注することは難しいという現実を再認識するべきです。

フリーランスみたいな本業ではない自由業で軽バンに乗るようなドライバーなど質を問わなければ個人事業主の軽貨物ドライバーなどゴロゴロといます。

軽バン乗りはない冷蔵車乗りや冷凍車乗りのドライバーは素人ではなく仕事ができるドライバーがやや多い傾向ですが、それでも大半のドライバーはどこかしらの軽貨物配送会社で鴨葱ドライバー状態と化しているか、在籍していた会社を裏切るかのように嫌で辞めて浮遊ドライバーとなって同じ穴のムジナで仲間同士が傷を舐めあうかのように配送仕事を日雇いのように探して稼働している感じのドライバーも目立ちますが、いずれの場合も個人事業主とは名ばかりです。

では、3つの条件を掘り下げて考えてみます。

  • タイミング

配送の仕事欲しさに無理に仕事を受注すればドライバーには負荷が現れます。反面、早朝や深夜の対応でも突発的に行動できない個人事業主ドライバーは期待感が2軍や3軍の選手と言えます。

  • 利便性

利便性に順応するには、あれできない、これできない、を言わない御用聞きドライバーに徹する必要があります。しかしそれを履き違えると「なあなあ」「いいなり」となります。荷主様や取引先にモテようとしてお願い事を断れないドライバーは自分の行動がストレスを抱える原因の一つとなります。

  • 値ごろ感

荷主様は高級品を買うような基準で軽配送業務を発注するわけではありません。荷主様は複雑な発注経路を介さずに地元で実運送するドライバー業者に直接取引を依頼すれば運賃を最安値にできるということを知っています。しかし、需要と供給の関係性でその値ごろ感の擦り合わせは繊細に営業しなくてはなりません。

こういったことを踏まえて、遅刻をしない、言い訳をしない、嘘をつかない、報告と連絡と相談がきちんとできる、社会人として当たり前のことを軽貨物ドライバーは実践するわけです。

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