運び屋ではない軽貨物運送セールスドライバーは頼もしい

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軽貨物運送業のドライバーは一人親方が大半。自営業から法人成りするドライバーも少なくないが元請けでの営業基盤が無い孫請け業者ばかり。

小学生から中学生になるようにドライバーあがりで軽貨物配送会社の経営者になるドライバーは自営業と会社法人の微妙な違いに苦労されることでしょう。

軽貨物運送を営む自営業ドライバーの年齢層は20代から60代くらいまで皆さん一人一人頑張っているのを道路で見かけます。

プライベートで運転しているときも軽貨物の黒ナンバー車両を見ない日はありません。

路肩に車を止めて元気そうに荷物を抱えて動いている人から宅配便を業務しているドライバーなどは軽バンに限界まで積んだ荷物から宅配物を懸命に取り出しては運んで疲れ顔のドライバーも見かけます。

軽貨物運送の仕事とは、同じカテゴリに括っても、一個いくら、距離いくら、一日いくら、など稼ぎ方は様々です。

軽貨物ドライバーの稼ぐ金額は、人それぞれで異なりますが、請け負う内容によっては配達不在などクレームなど不平不満を言いながらでも軽貨物ドライバーはみんな懸命に仕事をしていると感じます。

しかし、言葉は汚いが、実際のところ、仕事の紹介を受けたりする輸送会社に都合よくピンハネで利用されている軽貨物ドライバーが大半。

まして、新規ドライバーに対しては、営業不要、安定収入、などと謳っている組織や会社もある次第です。

世の中、甘くはないです。

黒ナンバーに乗る軽貨物ドライバーは、ほぼほぼ皆が一人親方です。

軽貨物ドライバーは、社長ではないものの自営業者の代表なわけです。

が、その多くの黒ナンバードライバーは、果たしてゴールを見据えた運営展開をされているのかは疑問を感じます。

配送仕事の性質上、スポットや定期、一個いくら、日当いくら、などと自営業にも関わらず、ピンハネ業者へ割の良い仕事ばかり欲しがり求めてしまい、結局のところは、自営業というより、所属する社員ドライバーのような扱いで業務をされています。

もちろん、無印軽貨物の業者も、軽貨物ドライバーのその多くはその嫌さ加減を分かりきっていても、どこか頭の中で諦めているのでしょう。

小さなトラックを転がす軽貨物の運送会社と軽貨物の運送業の違いなんだと感じます。

さて、今回は、その新規事業開発とゴールに関係するテーマですが、もう15年ほど前からとなりますが、輸入貿易や全国販売の事業開発で、東京都内に本社がある運輸倉庫の会社様に、倉庫保管や出荷梱包の手配などご協力を頂いておりました。

先日、数年ぶりに軽貨物の仕事の打ち合わせでその会社様にお邪魔してきました。

もう既に20年近くも昔ですが、当時の苦労といいますか、私が当時に努力したかったことは、ニッチな商材であっても自分で自らが全国販売のノウハウや手法を培うことでした。

目標到達には販売維持の成長を軌道に載せるため、時には、輸入コンテナで入庫した莫大な全商品を当日中に全国配送で梱包出荷するといった多忙スケジュールも当たり前でした。

物販や営業は、軽貨物ドライバーのように集荷して荷物を届けるだけで完結する仕事ではないので、全国へ物が売れれば売れるほどサポートも必須となるわけです。

仕事はドライバーと違います。とは言っても自分が掲げた目標到達のため、全てを行動せざるを得ない日々でしたが、数年ぶりにその現地(聖地)を訪問できた際には、懐かしさだけでなく、まさにホームグラウンドに戻った意識となりました。

歴史には感謝でしかありません。 当時の倉庫担当者の方とも、元気に握手の再会ができ、当時、協力をいただき、日々無理なお願いをしていたことも振り返りました。

そして、訪問した際、驚いたことがあります。

その運輸倉庫の会社様は創業からそろそろ約100年を迎えられるそうです。

絶対に数字で簡単に言える100年ですが、経営100年という言葉の重さは全く違うと感じます。

軽貨物運送などは一日を乗り越えるのも当たり前ではありません。

軽貨物ではありませんが、運送の業界でそれを100年もの間、世界での激動時代を乗り越え、常に変化してきた我が国の政治や経済動向や環境にも対応し続けたことにより、会社100周年を迎えようと辿り付いていることは驚異でしかありません。

もちろん、100周年に辿り着ける企業はほんの一握りと言われていますが、まさに人握りに決まってます。

事業の成功だけでなく、次の代、何代も事業を承継することが容易ではないからです。

ネーミングしかり、イデオロギー、人材スタッフの支援、すべてを飲み込んでいく新しい経営者、まさに、社長の器が大事です。

そして、どの企業にも必要不可欠なのは「信用」。

人に対する信用、組織に対する信用、地元に対する信用、企業の場合には信用といっても、教科書がない継続ありきでの信用ですから、100周年など神業なわけです。

年間で設立される新設法人は約10万社と言われながらの、約3万社から4万社が休廃業や解散や倒産しています。

一般的な会社が休廃業したり、解散したり、倒産したりすることは、悪ではないと思っています。

事実上、そういった確率からしても新しいチャレンジで成功ができても、そのゴールは休廃業や倒産なわけです。

それでもいいんだと思います。

軽貨物運送業を営むドライバーであっても、会社経営や事業をしている方も、100年後にどうなっているかは誰にもわかりません。

100周年というのは未知、神業でしかないんです。その事実をもっていることは本当に素晴らしい。

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