個人事業主ドライバーが全休なく働く姿勢の意味とワークシェアリング

千葉県で軽貨物ワークシェアリング 【軽貨物運送の検証ブログ】

軽貨物配送ドライバーの仕事は、身体を動かして「なんぼ」の世界。社会全体から見ると軽ドライバーの稼ぎ方は大変効率が悪く、チョロチョロ動いているだけと思われても仕方ありません。

軽配送ドライバーがどんなに個々のドライバー能力で効率よく荷物を運ぼうと努力してもスタンドプレーでお終いです。

仕事は役割分担やワークシェアリングこそ重要な課題でしょう。

懸命に全国へ物を売ろうとしたり、営業したり、工法や手法を全国に普及啓発させようとした場合、人間1人が頑張って資料を作って動き回っても、所詮は、日本全国1周旅行するだけで終わります。

高効率を考え、高効率を学び、高効率に動き、高効率に成果を出していかなくては人1人では何事も時間が足りません。

無闇に人を増やす羽目になります。

軽貨物ドライバーの仕事は、物をお客様に運ぶのではなくて「届ける」といった仕事が基本ですが、その荷物の多くは、様々なメーカーの人達が、研究して、開発して、商品化して、営業して、販売をしています。

その集大成が「納品」です。

この役割のために大きなトラックのドライバーも、小さなトラックのドライバーも、毎日動いています。

多くの軽配送ドライバーは自分の稼ぎしか考えていません。商品や荷物のことも勉強せず、運ぶだけでドライバーは稼ごうとします。

配送仕事を下請けに発注する多くの軽配送会社も、荷物の勉強をせず、粗利など利益しか考えずに配送や配達を受注してしまいます。

考えてる暇がないという言い訳です。

軽配送会社も営利を目的としている以上、稼ぎや利益のために動くのは当然ですが、高効率に稼いだり、高効率に利益を出すには、時には自分だけの力だけではなく、他力本願となる場合や時期もあり得ます。

軽貨物とは異なりますが、製品を製造生産している多くの製造メーカーなどの生産者は「効率のために」工場をもって設備投資したり、自社に機材を入れて工夫したりしています。

もちろん、なかには、ファブレス経営をベースにし、自社では工場を持たずに下請などに生産委託をし、うまく供給メーカーという立場で経営している会社も多々あります。

軽ドライバーの世界と同様に商品を生産している人たちの世界でも「実力主義」です。黒ナンバーの軽貨物車に乗る軽ドライバーも当然に「実力主義」でなければこれからは生き抜いていけないことでしょう。

確かに、個人事業主軽ドライバーは勝手や我儘さえも自由な世界です。

しかし、お金を頂く仕事の立場を勘違いして、社会での仕事であることを意識せず、仕事案件を選んだり、仕事案件の算盤ばかり弾くなど、仕事意義を勘違いして自分を戒めない軽ドライバーもいます。

もちろん、すぐに淘汰されます。

軽貨物ドライバーが運んでいる荷物ですが、その生産者の物つくりには機械化やラインで進めることで技術力や普及が格段に向上することもあれば、機械ではできないバラツキの抑制には、人間の手でアナログな仕事によって生産物の技術や普及が向上することもあります。

大きなトラックで運ぶのか、小さな軽トラックで運ぶのか、漠然としてですが、この図式にも似ています。

軽ドライバーのように、アナログで作業する立場の業務では、仕事が遅い、仕事が早い、こういったことが効率ですが、ドライバーの能力と経験スキルがあればスピーディに仕事はできるようになります。

しかし、何のためにスピーディに仕事をするのでしょうか。

早く仕事を終えて遊ぶ、早く仕事を終えてデートする、早く仕事を終えてパチンコに行く、早く仕事を終えて家事をする、など様々でしょう。

早く仕事を終えて「仕事のために寝る」、早く仕事を終えて「仕事のために勉強する」など、仕事を早く終えることによって自身が今よりスピーディに仕事ができるようになりますにでスキルアップに繋げていけるでしょう。

自分が今やっている仕事や業務が、自分の人生で目先の目的か、先の目的か、こういったことを考えるだけでも、個人の仕事ならば効率が変わってきます。

ただし、皆が同じスピードの動きをすることはありません。

結果的に、会社や事業では、人1人が頑張っても空回りすることが多いわけです。

だからこそワークシェアリングをベースにし、働く人たちの労働時間を短縮し、仕事をシェアし合うことも大事になってきます。これが雇用創出と安定化のベースです。

これから軽貨物ドライバーを目指す場合、これまで働いていた人だけでなく、これまで働いていなかった人々を含めて、だれもが「その能力に応じて働ける職場環境の整備」が必要と言われています。

当たり前といえば当たり前のことです。

ワークシェアリングは4つの類型に定義と分類されます。分類して個別の意義をもたせてることで、零細企業であろうとも、中小企業であろうとも、さまざまな角度から雇用創出と安定化を図っていくものです。

雇用維持型ワークシェアリング

中高年者や退職者の雇用を維持することを目的に、1人当たりの労働時間を削ろうというものです。退職者の再雇用制度などが当てはまります。人材不足に陥っている会社は、雇用維持型のワークシェアリングが効果的です。

雇用創出型ワークシェアリング

求職中の方に対して、新たな雇用を提供するときに行われます。新たなインフラ整備、建物建設などもこれに当てはまるかもしれません。民間企業ではなく、国や政府が中心になって行われることも多いです。道路工事などが雇用創出型のワークシェアリングに当てはまるといえます。

雇用緊急対応型ワークシェアリング

不景気などでリストラなどの可能性が高まったときに実施されるパターンです。従業員1人あたりの労働時間を一時的に減らして、会社での雇用を維持するときに発動されます。社内の稼働率を抑えるときに活用されやすいです。

多様就業促進型ワークシェアリング

社内の勤務形態の種類を増やして、1人でも多くの人に勤労機会を与えるパターンを指します。たとえば、フルタイム出勤のほかに「時短勤務」「午前中勤務」「パートタイマー」「テレワーク」など、複数種類のシフトを会社で提示するといった形です。

軽配送でもワークシェアリングの導入でスタッフの労働時間の短縮による意欲、モチベーションの増加や維持、業績向上期待できます。

個人でも企業でも、労働生産性が低いと、無駄な残業が蔓延するものです。

本当の話です。

ワークシェアリングで自分やチームの労働時間を削減して必要な仕事に特化できるような体制作りが大事です。

雇用枠増加や離職率低下、結果的に業績アップも期待できるでしょう。

優秀な人材の流出も防げるでしょう。

ワークシェアリングによって長時間労働が削減されるため、合間、余暇を家族と過ごすなど、自分自身としての活動時間に充てられます。

軽貨物ドライバーの仕事でも時間的な余裕は労働や生産性の向上が期待できます。

自分のペースで仕事ができる可能性が高くなるので、ワークシェアリングの成功によりプライベートと仕事両方で余裕が生まれると言われています。

仲間とスクラムを組むことは意外に大切なことです。自分勝手な軽貨物ドライバーが通用しないのも理由があるわけです。

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