業務請負ドライバーの原点回帰と自分改造プロジェクト

配送経験と配送知識を自分なりに蓄えた軽貨物運送業ドライバーは仕事が好調だと感じる成長期に原点回帰をすることによって事業と仕事の不確実性をゼロ化できるようになってくる。

成長期での原点回帰。

拡大せずに拡充し、大きな経営ではない強い経営の成功に重点を置く場合、売上収益の調子がよいと感じたときこそ原点回帰をしておくべきだろう。

街中では実力がないのに色気を出して委託ドライバーを増やして事業拡大擬きみたいなことで苦戦していたり、委託切りになって失敗していたり、ドライバーが不義理をして失敗していたりなど、うかつな調子に乗って何かしらが不調になってから原点回帰をするようでは経営や自営はリスキーなままである。

勉強しろよの世界。

誰しも仕事や事業で調子がよいのは運だけではなく、人それぞれ考えるべきことを考えてやるべきをことをやってきたからである。

仕事上でラッキーだと結果論で感じるのはいくつか取り組むべき内容の重点の置き方が自身にとって正しかっただけのこと。

軽貨物運送の事業では必要最小限の人数で仕事が回るのであればそのベストな状態を維持することで経費を抑えた高効率な健康経営が可能となってくる。

個人事業もバランシートありきだが入るお金を多くして出るべきお金を少なくすることは経営資源を潤沢に持たない個人事業では基本中のキホンである。

入るお金が増えても出るお金も増えているならば何かしらの思考に誤算と無理が生じている現実に気が付かなくてはならない。

間抜けにも現状維持を目指せば衰退する世の中なので何がどうであれ現実維持をしたいなら挑戦は続けていかなくてはならない。

だが、売上が減って利益のあがる絶対数が減ったとしてもドライバー1人あたりの粗利を改善さえできればスモールビジネスの経営や自営は手堅く存続ができるだろう。

大きな経営ではなく強い経営のできる実績固めとそういった人間の信頼関係を重要視できる価値のある取引先や関係者と仕事を続けていければ不確実の懸念は以後もかなり減る。

さて、軽貨物配送の業者は腐るほど存在するが事業を営む目的もそれぞれ異なる。

経験者ドライバーがやりたがらない3大案件と言えば、ネットスーパーの配達員、宅配便の配達員、大手ネット通販の配達員、であるが私が軽貨物ドライバーの配送実務を始めた頃に率直に思い描いたのも同様である。

そういった入れ替わりの激しい人材不足の案件ではフリーランス風の日雇いドライバーなど金太郎飴の状態で新規ドライバーを丸投げしつつも運賃ピンハネを目論んでいる多重下請け構造の軽貨物配送会社も相変わらず目立つ。

利用者側として、ネットスーパーは便利だし、宅配便も便利だし、大手ネット通販も便利屋だし、こういう便利すぎる過剰な配送サービスは誰かが極端に苦労しているのは言うまでもない。

頑張ればできると言い聞かせつつ誰かに苦労させれば儲かるのが軽貨物配送会社の経営陣である。

もちろんそれらの仕事を推奨して斡旋する軽貨物配送会社の経営陣は苦労してそういう配送の仕事は一切しないだろう。

理由は明確、キツイからである。

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