収益を高める業務請負ドライバーはストレス対策をどう考えるべきか

業務請負の軽貨物ドライバーはストレスを抱えるのが仕事とも言えます。車の免許があれば誰でもできるなどとピンハネ系の軽貨物配送会社が大ホラでドライバー募集で求人をしていますが、新人ドライバーさんは個人事業主が業務請負で働くリスクを知り、ストレス影響をきちんと理解し、配送ドライバーとしての仕事耐性に自信があるのかが働ける条件になってくると考えます。

軽貨物ドライバーのコーピング。

個人事業主の軽貨物ドライバーがライバルより多くのお金を稼ごうと頑張っていく場合、それに比例してコーピング、適切な気晴らしなどストレスの発散方法についても計画が必要となります。

働けば働くほどお金を稼げるというのは非常に甘い考えです。仕事のオンオフをきちんと決めて、プライベートも仕事も充実させていきたいものです。

働けば働くほど身体の疲労も出ますし、働けば働くほど軽貨物車の故障トラブルも増えます。

また、業務請負の仕事ですから体調不良は通用しません。車両故障も通用しません。それらは単なる管理不足です。社員やバイトではないので仕事の発注を請け負うとはそういった責任の中で働くことになります。

受注した配送の仕事を休んで欠車をすれば委託切りや出入り禁止になるだけでは済まされず、欠車で代わりに配送を担当したドライバーの代走費用を請求されるなども普通にあることです。

請負の約束をした仕事の責任とはそういうものです。休む間も無くどんどん働けばお金を安定して計算通りに稼げるようになるという訳ではないのです。

車の免許があればとか、車の運転が好きだからとか、そういう子供騙しでドライバーを募集し、新人さんを大手ネット通販など曰く付きの宅配案件で1日10時間以上など長時間の配達業務で働かせ、社畜以下の状態で委託ドライバーとして車付きで現場に派遣させるように丸投げして運賃をピンハネしている法人の軽貨物運送会社も存在します。

まさに鴨ネギ、宅配便の下請けドライバーなどの請負は一個いくらみたいな安い運賃に苦しみながらドライバーは長時間労働を強いられ、外注で働く人間のストレスなど知ったことかと言う感じです。

  • 借金を返済するためにどうしても働かなければならないドライバーさんもいます。
  • 生活費のためにどうしても働かなければならないドライバーさんもいます。
  • 趣味や娯楽費用のために働かなければならないドライバーさんもいます。

当然ながら人それぞれに働く理由がありますが、業務請負ドライバーの仕事はお金を稼ぐためにあり、ボランティアではありません。

個人事業主である限り、お金を稼ぐ以上、仕事上で避けて通れないストレスの有無を自分自身で考えて知っておかないと、仕事上で嫌な思いをするのも結局は自分自身です。当然、成功させるのも自分自身です。

早配、遅配、誤配、軽貨物ドライバー起因での苦情やクレームは、請負という仕事である以上、問答無用で言い訳が通用しません。人間ですからミスもあることですし、要領よく仕事をすることと手を抜くことも紙一重ですし、配送業務の稼働中はうまく仕事を熟していく姿勢も求められます。

そして、業務請負で働く者にとって隠れざる最大のストレスは委託切りに遭遇することです。直訳すれば単なるクビです。

私たち軽貨物ドライバーの稼ぎである送料や運賃は荷主側やお客様のコストでしかありません。一般的には荷主の事業でも全てのお客様からの売上保証などないわけですし、配送の仕事もその売上に関連するので配送業務の発注保証も普通はありません。

委託の配送ドライバーは都合良く利用されて都合良く切られるのです。避けられないストレスの一つでしょう。

多くの軽貨物ドライバー業者は営業弱者です。仕事案件の文句を言おうが、悪口を言おうが、不満を言おうが、需要が無くなれば必要のない人たちです。

余程のリーダーシップ、余程の人望、商才、それらが無ければ良くも悪くも単なる需要と供給の中でウロウロして配送の仕事をしているだけなのです。

経済、需要と供給のバランスが少しでも崩れてしまえば今日は円満でも明日は仕事を失うかも知れないという立場だと認識しておくべきでしょう。

「やるからにはやる」というをことを肝に銘じておかないと、こういった稼げないリスクに直面すれば更にストレスは高まるばかりです。

  • 遺伝でのストレス
  • 生育環境でのストレス
  • 行動や思考でのストレス

仕事抵抗力は人としての遺伝によっても変わってくると言われています。幼少期に育った環境も仕事抵抗力に大きく影響するようですが、軽貨物ドライバーとしていろいろな配送経験と学習をすることで培われた日々の行動と思考そのものが良質なお金の稼ぎにつながると私が考えます。

行動や思考のパターンを身につけることでストレスにも強くなれるのかが健康経営と収益向上の鍵なのです。

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