信頼感が足りない個人事業主ドライバーの資質は口の軽さでジャッジされる

守秘義務が絶対的な原則である業務請負の軽貨物運送業ドライバーは、口の軽い軽貨物ドライバーが身近にいるとそこそこ立場は危険である。業務請負という守秘義務を抱える軽貨物配送の仕事で口の堅さは信頼できるドライバーの証となる。

個人事業主軽貨物ドライバーは口の堅さが大事な資質の一つとされています。

口が堅い軽貨物ドライバーは仕事上で先のことまで考えています。

「あの軽貨物ドライバーは口が軽い」と取引関係者に自分のことを認識されれば、結果的に軽貨物ドライバーとして自分の評価が低くなるかもしれないと見越すので、軽率にそのような行動には出ません。

営業トークの旨さのように口の軽さにも質があると言えますが、付き合いの浅い状態では口は堅いに越したことはありません。

個人事業主軽貨物ドライバーはあくまで個人での自営です。信頼第一であり、二大経営資源であるカネとヒトは無いに等しく、営業上においても対外的な信用度合いは非常に低いです。

信用が無ければ、信頼でどうするかです。

個人事業の面白味でもありますが、個人事業では如何に事業計画を綿密に整えても、ヒト、モノ、カネ、情報、の4つは背伸びしても空白になります。

個人事業の大半はこれを潤沢に持ち合わせいないわけで、それに歯向かうことなく、これを淡々と築いていくための「仕事の信頼」を築いていきながら展開を挑戦することなります。

勿論、軽貨物配送の会社法人であろうとやっていることは個人事業レベルの会社が大半ですから、結局は、人格や人望のない経営者ならば、個人であろうと法人であろうと直ぐにやってることのメッキが剥がれます。

メッキが剥がれ、メッキで補修し、またメッキが剥がれ、そしてメッキで補修する、要するに何をしても元が悪いのです。事業をするならば、本当に、お客様のことを考えた思想やビジョンでサービスを提供しなくてはならないわけです。

戦略と戦術を持ち、余程の人脈を持って荷主企業様や元請け会社と営業行動を対等にできる人は一握りですので、個人事業主の軽貨物ドライバーは中間業者に仕事受注の依存をするのが通例です。

これは自然のことです。

しかし、その際、中間業者を介した取引ではプロの軽貨物ドライバー業者が絶対にやってはならないことが、知り合いのドライバーに「うっかり」許可を得ずに自分の担当案件や他人の担当案件のことを第三者に会話してしまうことです。

案件に関わりのない知り合いのドライバーに仕事請負の内容を会話することもリスキーなことですが、同じ案件で働くチームやグループ内や同業他社ドライバーに請負料金の話をするのは完全にタブーです。

料金や見積は原価に関わる秘密事項であり、場合によって業務請負という責任の範疇に於いて秘密事項の漏洩は損害賠償もあり得ることです。

うっかり、悪気なく、は罪の意識が無いことから最もタチが悪いので駄目なドライバーだと呆れられます。

無論、SNSや動画などで許可なく固有名詞を出しながら仕事案件の情報や解説を公開するなどは内容が好意や敵意な感じであろうとビジネスモラル違反です。これらは時と場合、警告や措置を受けることでしょう。

荷主企業や中間業者との人間関係で口が堅い軽貨物ドライバーは、絶大な信頼を得ることができます。

納品が早いとか正確だとかは業務の対価としてお金を貰う訳ですから当たり前のことであり、それだけでは絶大な信頼を得るのは難しいでしょう。

信頼される軽貨物ドライバーは「何を言わないか」を理解しています。言っていい事と、言ってはいけない事を理解しています。

反面、口の軽さは軽貨物ドライバーにとっては裏の顔でもあり、資質の悪さが滲み出てきます。

巷の軽貨物配送会社では初心者でも誰でも構わずにドライバー募集していながら、軽貨物ドライバーは質が大事だとか言いますが、ドライバーの質は挨拶や身嗜みだとか小学生でもできることを自慢げに取り組むことではありません。

茶髪や髭やピアスやタバコを吸わないなど学校の校則のようなことを社会人として取り組むのがドライバー質の向上でもありません。

仕事で重要な資質の一つは「口の堅さ」と言えます。

これについては軽貨物事業に限らずですが、人の信頼性を見当する際、他人が知り得ない情報を特定してターゲットの人だけに故意に流すことをします。

  • 特定の人だけに情報を泳がす。
  • 特定の人以外にも情報を流す。

ターゲットの信頼度は、情報をターゲットに泳がした後、ターゲットの周囲に対する情報移行の具合でターゲットの信頼感の欠如度合いが見えます。

話を教えていない人がその情報を知っている状況になるわけです。

これ自体は軽度なことなので意識すれば治せることですが、信頼度を見る上では重要な物差しとなります。

口の堅さの信頼度につながり、優先的に仕事を受注できるかどうかの順位にも影響してきます。

上に立つ人、リーダー、事業主、経営者、こういった人の雑談や自慢話は、会話する意図そのものが内容とは別のところにあると認識するべきでしょう。

非公開の情報伝達は事業展開する下準備の段階で必須の作意なのです。

一般に公開すべき情報は広告宣伝が手っ取り早いですが、非公開の情報伝達をする場合には情報の拡がりをわざと遠回りさせることがあるわけです。

業務請負ドライバーは業務委託という守秘義務を抱えた職業であるにも関わらず、他人から斡旋された自分の担当仕事の内容を周囲の軽貨物ドライバーに許可なく会話をするのは完全にタブーです。

割りに合う仕事、おいしい仕事、どんどん運気も遠ざかります。

なお、特定の人だけに泳がした情報は最終的に拾い上げるわけですが、尾ひれがついた状態で周りに伝わっていれば重度に信頼性が欠如した関係者がそのターゲットの周りにもいることも明確です。

深く信頼してはならぬという答えになります。

なお、口が軽い軽貨物ドライバーは自分にとって良いことは誰にも言わず、自分にとって悪いことばかり話をしますので、まさに、いやらしさが滲み出てきます。

軽貨物配送という仕事を事業化する際は単独ではなく、信頼できる軽貨物ドライバー同士で事業を共同開発するという独特な雰囲気となるでしょう。

シフタープロ軽貨物ブログで何度か書いていますが、軽貨物ドライバーという事業で共存共栄はあり得ません。

共存共苦の観点が基本です。

共同開発ですから、期待した通りの成果を得られないことが当たり前にあるわけですが、それをも超えるシナジー効果を共同開発で狙うわけです。

そう、未知数です。

共同開発は未知数だからこそ、並行的に類似テーマでも共同開発を進行させるわけですが、勘違いしてはいけないことが、共同開発そのものは事業ではないということです。

共同開発は単なる下準備です。

なので共同開発が事業展開の足かせになってはいけません。リスクを減らすための共同開発ですので、あくまで、共同開発が事業化に向けた試行です。

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